怪奇日食

先日、日本の陸地で46年ぶりに皆既日食が見られるというので、
多くの人が楽しみにしていましたが、あいにくの空模様で観測がで
きたのは一部の地域のみとなってしまいました。

それでも、昼間が急に暗闇につつまれる様子は、テレビで見ていて
も十分に自然の神秘を感じることができました。

お恥ずかしいことですが、子供の頃「皆既日食」という文字は「怪奇
日食」と思っていました。

「日食」という言葉のイメージが子供心に「怪奇」なものでとても恐ろ
しいことの様に思っていました。

おそらく、小さい頃にテレビで見た「ウルトラQ」の影響だと思います。

「ウルトラQ」は「ウルトラマン」より前に作られたウルトラシリーズの
第1作目の作品です。

それは、カネゴンやガラモン等の「怪獣ブーム」を生み出したことで
知られていますが、その真髄は怪奇現象や超常現象におびえる
人類の描写でした。

おまけにヒーロー不在なので解決されないまま終わることが多く、
最後に石坂浩二さんの恐怖心をあおるようなナレーションは、毎回
私を震え上がらせていました。

特に番組のはじめでバイオリンの不協和音の様なBGMに「ウルト
ラQ」のタイトルがうねうねと(これ以外に表現がない)表示される映
像は、小さな子供を一瞬で怪奇の世界へと導くには十分すぎるほど
インパクトがありました。

「皆既日食」のニュースで「ウルトラQ」を思い出すのは私ぐらいだと
思いますが、もし「ウルトラQ」に興味をお持ちの方がいらっしゃった
らDVDが発売されているらしいのでご覧ください。

 

靴メーカーの四季

もうそろそろ梅雨もあけて、夏本番を迎えようとしていますが、靴メーカーに
とって、今の季節感がどのようなものであるか少しお話したいと思います。

もちろん店頭では、春夏物セールの真最中です。

ほとんどのお店で8月末ぐらいまで続くと思います。

私たちの製造部門では、8月後半から出荷が始まる秋物のパンプス、カジュ
アルシューズの生産が最盛期を迎えています。

一方営業部門では、今年のブーツの受注のために展示会の開催、出張、
商談等で忙しくしています。

企画部門はというと、来年の春物商品の資材集め、情報収集、サンプル
製作に励んでいます。

この時期に靴用資材の展示会が東京や大阪で開催され、弊社も次の新
製品のための資材をいろいろと取り集めました。

このように、小売部門、製造部門、営業部門、企画部門がそれぞれ、夏、秋、
冬、春を迎えており、9月になるとカレンダーをめくる様に、各部門の季節が
1つずつ進んでいきます。

つまり、靴メーカーの四季は常に、それぞれ存在し、同時進行しているという
ことです。

時に混乱することもありますが、日本にこのような美しい四季があることで私
たちの仕事が成り立っているのでとても感謝しています。

えびが大好きなんです。

食べ物の話ばっかりで申し訳ないですが、えびが大好きなんです。

えびが生であろうと蒸されていようとフライになっていようと好きです。

特に、中華料理の前菜に出てくる伊勢えびをボイルしたものは格別です。

関西には伊勢えび専門店の「中納言」というお店があります。

前菜に始まり、スープ、グラタン、メイン等、詳しくは忘れましたがえび
づくしでえび好きにはたまらない店です。

しかし、えびがあまり好きでない人にとっては少しつらい店のようです。

数年前にお客様と一緒に行った時に、途中でお客様が「また えびか、、、」
とテンションが下がっている様子がうかがえました。

一方私は、「また えびだ!!」と一人喜んでいたのですが、、、

食べ物の好みは人それぞれ違い、千差万別なのですが伊勢えび専門店の
「中納言」だけは、えび好きの人と行った方が楽しく食事ができるのでは
ないかと思っています。

実は、きゅうりが嫌いです。その2

数年前の夏の日でした。お客様と一緒に海鮮居酒屋のようなお店で
食事をしていた時の事です。

宴たけなわとなった頃に、お寿司の盛り合わせを注文しました。

その中で、うにの軍艦巻きがありました。

うにの軍艦巻きは、上にきゅうりを薄く切ったものが2~3枚のってい
るのが一般的だと思いますが、この時はのっていませんでした。

何のためらいもなく、口に入れたことが悲劇の始まりでした。

そのうにの下にあったのは、かっぱ巻(きゅうり巻)だったのです。

「カリッ」

新鮮なきゅうりをかむ音と同じに広がる味とにおい・・・

涙目になりながら苦しそうに食べている姿に気づいたお客様が聞き
ました。

「どうかしたのですか?」

私はとっさに「わさびが多かったようで・・・」とわけのわからな
い返事をして、お茶をガブ飲みしました。

うにの下がかっぱ巻に成っているとは誰が想像するでしょう。

ものすごい意表をつかれた感じがしました。

それ以降、うにをさりげなく持ち上げてかっぱ巻きでないことを確
認してから食べるようにしています。

実は、きゅうりが嫌いです。

子供の頃からきゅうりが嫌いで食べられませんでした。

なぜ、嫌いなのかと聞かれても明確な根拠や理由を述べる自信は
ありません。

ただ、味や臭いが口にあわないのです。

そう思うと、人の好き嫌いというのは論理的ではなく、感覚的な
もので、理由はないのかなと思います。

先日、きゅうり好きな人が、「きゅうりのおいしい理由」を一生
懸命に私に説明してくれましたが、全然納得がいきませんでした。

それは、まさしく論理的に理解するものではなく、感覚的に合う
か合わないかという世界のものだからだと思います。

夏は、きゅうり嫌いにとって危険な季節です。なぜなら夏野菜と
いうことで、いたるところに予告なく出現することがあるからで
す。

特に、細かく刻まれたきゅうりが食材と共に混ぜられていたら絶
望的です。

それらを排除することが困難であるし、すでに食材全体にきゅう
りの味と臭いが絡み合ってしまっているからです。

夏の大好物の1つに、冷やし中華があるのですが、もちろんオー
ダーする時に「きゅうり抜きで」を忘れずに言います。

ある時、一緒に食事をしていた人が「きゅうりが嫌いなのですか
、冷やし中華はきゅうりがメインなのに」と言われました。

ええ~、冷やし中華はきゅうりがメインだったのかと衝撃を受け
ました。

私はメイン抜きで冷やし中華をずーと食べてました。

それで冷やし中華好きと言えるのか、しばし悩みましたが、おそ
らく私はきゅうりの入った正統派の冷やし中華の醍醐味を味わう
ことはないでしょう。

でも、私はきゅうり抜きの冷やし中華が大好きなので食べ続けた
いと思います。

雨が降りそうな時の靴は?

大阪は、梅雨入りしてから本格的な雨は降っていないようです。

雨が降らないと水不足が心配されますので、もうそろそろひと雨
ほしいところです。

さて、女性にとって雨降り用の靴は悩みのタネであります。

朝からドシャ降り雨なら、レインシューズや多少汚れてもかまわ
ない靴の出番となるでしょう。

しかし、雨が降りそうなビミョーな天気の時はどのような靴を履
けばいいのか迷ってしまいます。

まして、人と会う予定があり、おしゃれをして出掛ける時は服と
靴とのバランスは気になるところです。

弊社が最近発売したサロンドグレーオールウェザーシューズはシ
ンプルなデザインのヒールパンプスが中心でコーディネートしや
すいのが特長です。

又、撥水性のある素材を表面に使用し、裏面にも水の侵入を防
ぐフィルムを貼っていますので多少の雨は大丈夫です。ただミシ
ン目等から雨がしみこむことも考えられますので完全防水ではあ
りません。

少し宣伝っぽくなってしまいましたが、雨が降りそうな時の靴の
悩みに少しでもお役に立てればと思い開発致しました。機会があ
れば是非お試しください。

エスカレーターでの立ち位置

最近よく出張に行きますが、エスカレーターでの立ち位置が大阪
とは違います。

大阪では、進行方向に向かって右側に立ちますが、東京では左側
に立ちます。

その他の都市でも、東京と同じように左側に立つルールが確立さ
れています。

いつの頃から、このようなルールが暗黙のうちにできてしまった
のか定かではありませんが、急いでいる人にとってはありがたい
ルールだと思います。

人の流れに身をまかせていると、それほど右か左か迷うことはな
いのですが、自分の前方に誰もいないと一瞬どちらに立てばいい
のかわからない時があります。

いちばん興味深い場所は、東京から帰ってきた時の新幹線の新大
阪駅です。そこは2Fがホームになっていて、1Fの改札口へ降り
るエスカレーターでは必ず立ち位置が全員左側(東京ルール)な
のです。

しかし、改札を出て地下鉄へ降りるエスカレーターでは全員右側
(大阪ルール)に立っています。それも何の違和感もなく体が反
応して、数十秒の間に体内時計を大阪モードに変えていっている
ようです。

私はこの瞬間が実は好きです。大阪に帰ってきたことを実感する
からです。

もし、新大阪駅でヒマをもてあますことがあればエスカレーター
をチェックしてみてください。

犬のシッポ

犬がペットとして人気が高いのは、シッポのせいではないかと個人的に
思っています。

喜んでいる時はシッポを振り、怖がっている時はシッポを隠すといった
感情がこれほどまでに表にあらわれる動物は犬以外にはないような気が
します。

だから、御主人様にシッポを振り振り、寄り添ってくる姿は素直で従順
なペットを求める人間にはうってつけだと思います。

もし、人間に犬のシッポのように感情が表にあらわれるものがあれば歴
史はどうなっていたのでしょうか?

正直な感情が周りにわかると、いいこともあるけれども都合の悪いこと
もたくさんあるような気がします。

日本も含め世界の歴史は権力をめぐる戦いの歴史といっても過言ではあ
りません。

そこでは策略を巧みに行う策士的な人が活躍し、たびたび歴史を動かし
てきました。

しかし、シッポがあれば人を欺くこと自体が不可能であるので、過去の
歴史は大きく違っていたものになっていたでしょう。

又、恋愛面でも大きく変わっていたのではないでしょうか?

相手の想いがわからなくて辛い思いをしたり、自分の想いを悟られない
ように演技したりすることもなくなっていたでしょう。

そのような微妙な心の動きを題材にした小説や映画は共感を得られない
ので作られなかったでしょう。

恋愛面では、よりストレートでダイナミックな展開をしたのではないか
と思います。例えば合コンなどは5分で終了となるでしょう。

もし、そうなっていればやはり味気のない世界になっていたでしょう。

人の感情の奥底は「わからない」から興味がわき、そこに様々なドラマ
が展開されるのだと思います。

ファッション業界、美容業界等はそのドラマの演出には欠かせないもの
です。

私達の靴も、ささやかながら力になれればと、いつも思っています。

「ブラボー」のタイミング

先日、クラシックコンサートに行ったのですが拍手をするタイミング
がけっこう難しいものですね。

有名な曲だったら少しはわかりますが、あまり聴いたことがない曲な
ら音が止んでも「終わり」なのか「途中」なのか区別がつきません。

しかし、聴き慣れている人にとってはそれが簡単にわかるようで、音
が止まった瞬間に大きな拍手をされています。

それを合図に「おお、拍手をするタイミングなのか」と思い拍手が雪
崩のように沸きおこります。

もっと慣れている人は「ブラボー」のタイミングが絶妙です。

曲が終盤を迎え、指揮者が渾身の力でタクトを振りオーケストラ全体
が大きな波のようになり、音を奏でます。

「ジャジャーン、ジャ、ジャ、ジャーン!!」

「・・・」

「ブラボー!!」

拍手が沸きあがり、一人立ち、二人立ち、スタンディングオベーショ
ンで指揮者とオーケストラを称えます。

演奏が終わって約1秒の静寂の後の「ブラボー」

これが絶妙な間でした。

「ブラボー」の声がきまった人も、さぞかしうれしかったのではない
かと思います。

そこで妙に声が裏返ったり、かんだりしたら観客もしらけてしまった
だろうと思います。

もしかしたら「ブラボー」のかけ声を家でCD相手に練習しているの
かも知れません。そう思うとクラシックコンサートに行く楽しみがも
う一つ増えたような気がします。

今や貴重品のマスク

新型インフルエンザの流行により、全国的にマスクが品切れ
状態になっています。もちろん大阪でもどの店にもなく、入
荷するとすぐ売り切れになります。

先日、ある薬局でこんな事がありました。

「マスクはありますか?」

「あいにく品切れです」

「そうですか、、、」と帰りかけたところ

「お客様!今この栄養ドリンクを買えばマスクを1つ差し上
げています」

な、なぬ~  これは抱き合わせ販売ではないか。

昔、米不足の時にタイ米とセットでしかお米が買えなかった
ことを思い出しました。今や貴重品となったマスク、今年の
お中元では贈りたいもの、贈られたいもののトップはマスク
かも知れません。

「○○さんのためにマスクを御用意致しました」
「おおー、これは入手困難の医療用高性能マスクではないか!」
「はい、あらゆるルートを使い手に入れました」
「なかなか気の利く奴じゃのう よきにはからえ」

こんなことが近い将来あるかもしれません。

ネット上ではプレミアがついて売られているマスクですが台
湾政府が大阪府と兵庫県に対し各10万枚のマスクをプレゼ
ントしたらしいです。暗いニュースが多い中、心温まるニ
ュースでした。