今や貴重品のマスク

新型インフルエンザの流行により、全国的にマスクが品切れ
状態になっています。もちろん大阪でもどの店にもなく、入
荷するとすぐ売り切れになります。

先日、ある薬局でこんな事がありました。

「マスクはありますか?」

「あいにく品切れです」

「そうですか、、、」と帰りかけたところ

「お客様!今この栄養ドリンクを買えばマスクを1つ差し上
げています」

な、なぬ~  これは抱き合わせ販売ではないか。

昔、米不足の時にタイ米とセットでしかお米が買えなかった
ことを思い出しました。今や貴重品となったマスク、今年の
お中元では贈りたいもの、贈られたいもののトップはマスク
かも知れません。

「○○さんのためにマスクを御用意致しました」
「おおー、これは入手困難の医療用高性能マスクではないか!」
「はい、あらゆるルートを使い手に入れました」
「なかなか気の利く奴じゃのう よきにはからえ」

こんなことが近い将来あるかもしれません。

ネット上ではプレミアがついて売られているマスクですが台
湾政府が大阪府と兵庫県に対し各10万枚のマスクをプレゼ
ントしたらしいです。暗いニュースが多い中、心温まるニ
ュースでした。

下取りセールにみる消費者心理

靴の下取りセールが大人気です。
4月東京都内の大手百貨店が始め大変話題になりました。
次々と同じような下取りセールが全国各地の百貨店で企画
されてどこもかなり盛況であると聞いております。

興味深いのは割引率からするとそれほど驚くような値引き
でないにもかかわらず大勢のお客様の心をつかんでいる点
です。

まず第一に下駄箱には不要な靴がいっぱいあり、きっかけ
があれば捨てたい、整理したいと思っている人が多数いる
ということだと思います。

そして「靴を捨てる」という行為が自治体によって様々だ
と思いますがけっこう「面倒くさい」ことになっているの
ではないでしょうか?

不要な靴を割引券と交換してもらえる下取りセールは「も
ったいない」という理由だけで捨てられなかった不要な靴を
罪悪感なく捨てられる絶好の機会と思われたからこれほど
人気が出たのではないでしょうか?

おそらくこの各地でくり広げられている下取りセールによ
り靴が数十万足捨てられることになるでしょう。これは靴
業界にとっては大変喜ばしい事です。
なぜなら下駄箱に空きができると新しい靴が欲しくなるか
らです。

そもそもショッピング、買い物というものは楽しいもので
なければいけません。マスコミが連日不況のニュースばか
り流すので消費者心理は冷えています。つまりお金を使う
こと(ショッピング、買い物)が社会悪のように思われて
しまっています。

そうではないのです!

新しい服や靴を買いおしゃれをすることは人生にとって非
常に大切なことだと思います。特に女性にとっては外見的
にも精神的にも大変重要なことだと思います。

マーケティングの見地からみても欲しいものを提供すると
いうよりも、買い物をする罪悪感の軽減というアプローチが
日本の消費者には有効ではないかと思います。

さあ皆さん!
下駄箱を整理して新しい靴を買いに行きましょう!

『うっかり』と『しっかり』

人はたまにはうっかりするものだと思います。人から頼まれていたことを
忘れたり、指示とは違うことをしてしまったり、内容はさまざまであると
思います。私ももちろんうっかりしてしまうことがあります。     

では、頻度はどのくらいが普通なのでしょう?もちろん人により様々だと
思いますが、1ヶ月に1回位が平均的なのかなという印象です。
仮に1ヶ月に1回うっかりすると仮定すると社員が30人の場合、毎日誰
かがうっかりしてしまいます。社員が60人の場合2人の社員が毎日うっ
かりします。

社長の私の下へ「うっかりしました」と報告しに来る社員は「普段はしっ
かりしているけれどたまたまうっかりしてしまった」といった感じだと思
います。しかし、上記の様な仮定で考えると私にとって「たまたまうっか
り」ではなく「またまたうっかり」ということになります。

私は人がうっかりすることを責めようとは思いません。人間である限り仕
方がないと思うからです。しかし、「うっかり」したことをまわりの人た
ちが「しっかり」とサポートしてあげれば改善できる点はいっぱいあると
思います。

具体的には革の裁断ミスを次の工程の人が気づく、伝票の記入ミスを
出荷担当者が気づくといったことです。つまり自分の目の前の仕事が
指示通りになっているのかを確認する作業がいろいろなミスをカバー
できる唯一の手段だと思います。                    
「人は持ちつ持たれつ」という意識の下、「うっかり」を「しっかり」とカバ
ーしていける会社にしたいと思っています。

機内オークション

先日、地方へ出張に行くために伊丹空港から飛行機に乗った時の事です。
搭乗時刻近くになりゲートに乗客らが集まりだした時にアナウンスが
聞こえました。

その内容は予約数が搭乗可能数を上まわっており、お急ぎでない人は
次の便に乗っていただけないかという旨でした。
そのお礼に10,000円をわたしますという内容でした。いわゆるオーバー
ブッキングです。

しばらくすると数名が名乗り出て次の便への乗り換えの手続きをしてい
ました。その他の乗客は搭乗を開始し、全員がシートベルトを着用し、
あとは離陸を待つのみといった瞬間、前方の乗務員があわただしい動き
をしはじめ、アナウンスが聞こえました。

「誠に申し訳ございませんが、次の便にてご搭乗いただけるお客様を再度
探しております。どなたかお願いします。」
あわてる乗務員、静まり返る機内、、、
私もこの便に乗らなければ打ち合わせに間に合わないので黙っていました。

すると乗務員の中でも上司らしき女性がマイクを握りこう言いました。
「通常10,000円のところ15,000円でどうでしょう?」
「マジですか?」私は心の中で叫んでいました。このまま値は上がるのか、、、

異様な緊張感と静寂が機内をつつんでいます。この沈黙が長ければ長くなる
ほど手を上げる人も上げにくくなります。誰か何とかしてくれというムード
が最高潮に達した時、子供連れの若い奥さんがおもむろに「では、私が、、、」
と手を上げてくれました。機内の乗客が一斉に心の中で拍手をした瞬間
でした。

しばらくすると中年の女性が満面の笑顔で乗り込んできて、譲ってくれた席に
つきました。もしあの時、誰も名乗り出なかったらいくらまで値は上がったの
だろう。上がり続ける値を聞いて乗客の対応はどうなったのだろう。高い値で
手を上げた人はボランティア精神あふれるヒーローなのか?お金に執着する
守銭奴なのか?評価が分かれるだろうなと思いながら機上の人になっていました。

 

 

会社は誰のために?

私は本を読むのが好きで、いい本に出会うととても幸せな気分になります。
今年読んだ本でずば抜けてすばらしい本は「日本でいちばん大切にしたい会社」
でした。

ベストセラーなので知っている方も多いでしょうが、感動で心が震える一冊でした。
著者が5つの会社のストーリーを紹介していくのですが読んでいる途中で涙が
あふれてとまりませんでした。

その中で、いちばん私の心に響いたのが会社の使命は「社員とその家族を幸せにする」
ことが第一であるという一節です。
所属する組織への満足度が高くなければ、お客様が期待する商品やサービスを
提供することができないということです。

つまり、社員満足度を高めることが必然的に顧客満足度を高めることにつながることに
なると思っています。

まだまだ未熟な経営者ですが、もっともっと社員とその家族に笑顔を増やしお客様に
喜んでもらえるような会社にしたいと思っています。

はじめまして

はじめまして。
このたびブログを開設することになりました。
気軽に読んでいただければうれしいです。
まずは簡単な自己紹介から。私は靴メーカーを経営しています。
毎日皮革のにおいと木型をたたく音の中で仕事をしています。
靴を作る現場は想像以上に手間ひまがかかります。
裁断から仕上げまで通常の流れでは1ヶ月以上かかります。
天然皮革であるがゆえに1枚1枚微妙に違う革を使い、
同じ品質の靴を作り上げることは容易ではありませんが、
毎日のお出かけが楽しくなる1足、
大切な記念日が素敵な思い出になる1足を目指して
日々作っています。
そのような現場から日々想うことを気軽に発信できれば
いいなと思っています。
これからもよろしくお願いします。