社員旅行2014

先日、年1回恒例の社員旅行に行ってきました。
場所は滋賀県びわ湖畔のおごと温泉で天候にも恵まれ、湖上クルーズも楽しむことがで
きました。
今年は新入社員2名 (女性) も参加したので、平均年齢もグッと下がりました。
私たちは毎年このような社員旅行 (自由参加) を実施しているのですが、昔は靴職人さん
たち中心で、私自身が一番若い時もありました。
しかし、気がつけば今は私が一番年上になっており、時の流れを感じずにはいられません。
宴会のあとのカラオケも昔は演歌中心であったのに、今年は話題のアナ雪の「ありのまま
で」やAKBが中心でした。
若い社員たちは、その後も夜中までトランプをして盛り上がっていたようです。
「若いっていいな・・・」とふと思うことは、20年前に諸先輩方から言われていた言葉そのま
までした。
「でも、まだまだ若いモンには負けへんで」と次に思ったことも、20年前に諸先輩方は言っ
ていたような気がします。
時代はくり返される・・・
20年後、どのような社員旅行になっているのか、この目で見れるように頑張っていきたいと
思っています。

オーストラリア人の友人の死

以前にこのブログでも書きましたが、近所の英会話学校に長い間通っていたことがあり、
その先生が陽気なオーストラリア人でした。
年齢も近かったので、いつしか先生と生徒という関係ではなく友人になって、二人でよく
飲みに行ったりしていました。
その友人は、1年ほど前に病気療養のためオーストラリアに帰っていました。
そんな矢先、突然の訃報。
5月5日に彼が亡くなったという知らせが舞い込んできました。
聞けば、病気は快方に向かっており、5月中旬には最愛の日本人の奥さんのバースデー
と英会話スクール20周年のために日本に来ることになっていたらしく、予期せぬ死だった
ようです。
先日、彼の「お別れ会」が催され、200人以上の人が参列する中で、私も一番古い生徒と
して紹介され、お別れのスピーチをさせていただきました。
会の進行が進むにつれ、彼はみんなから本当に愛されていたのだなとつくづく感じました。
享年47歳 若すぎます。
まだまだ、やり残した事がたくさんあっただろうに・・・。
彼の無念さを考えると、涙がこぼれてきます。
安らかにお眠り下さいと、ただ祈るのみです。

教師は特別な職業か?

今春、ある高校の新入生の担任教諭が入学式を欠席しました。
その理由が我が子の入学式に出席するためだったため、大きな議論になりました。
賛成派 「我が子の入学式に出席したいのが親心。休暇届も出しており、手続上問題ない」
反対派 「先生としての職業倫理に反する。担任が欠席した新入生や親たちの気持ちはど
うなるのか」
意外なことに賛成派、反対派の割合は半々だそうです。
このケースはどうでしょう。
先日、ある女性教諭が担任クラスの授業参観を欠席しました。
その理由はNHKの番組 「のど自慢」 に出演するためだったらしいのです。
生徒や保護者からは不満の声が出ていません。
年休を取っており、手続上問題はないのですが「教師は聖職」とする倫理観が賛否の分か
れる根源ではないかと思います。
普通の会社なら入学式に出席したり、のど自慢に出演することで休暇をとることは、よほど
忙しくない限り問題はないでしょう。
理想のかたちは、その日の授業参観を先生の「のど自慢」観覧ツアーに切り替えて、生徒
と保護者で応援することじゃないかと思います。
皆さんはどう思いますか?

アナ雪現象

先日、話題作「アナと雪の女王」を観てきました。
アンデルセン童話「雪の女王」(英題「Frozen」)を原案としているが、ディズニーの製作に
より、ストーリーはオリジナル性が高く、現代の要素をうまくとり入れた仕上がりになって
います。
2013年に世界で公開され、2014年3月14日に世界で最後の公開国の日本で公開されま
した。
公開後、記録的な動員となり、4月29日時点で1000万人を超え、まだまだ衰えをみせて
おらず、ヒットは長期間続きそうな気配です。
ヒットの要因はなんといっても歌です。
松たか子さんの歌う主題歌 「Let It Go」 は日本国内だけでなく、世界中に絶賛されてい
ます。
世界の25言語で歌われているバージョンもあり、その中で松たか子さんの日本語がサビ
を務めています。
歌いだすと止まらない、麻薬のようなこの魅力、いったいなんなのでしょう。
You Tubeにアップされている映像の数をみると、世界中の人がはまっている感じです。
世界中にファンが広がっているので、各国でミュージカルになるのは間違いないでしょう。
日本では劇団四季かなと思います。
その後は世界中のディズニーランドでアトラクションが作られ、ヒットは4~5年先まで約束
された感じがします。
そう思うと、ディズニーの戦略は恐るべしです。

志はどこへ?

昔から、時々行っていたお寿司をメインにした和食屋さんのはなしです。
その日は連休中でもあり、かなり混んでいてカウンター席に通されました。
お店の大将とは十数年前のオープン当初から来ているので顔なじみです。
おそらく、私と年齢は近いと思われるので、30代半ばで独立してお店を持ったのだと
思います。
オープンから数年は段取りが悪いのか、手間をかけすぎなのか、料理の出てくるのが
遅く、よくお客さんから怒られていました。
しかし、数年もすると大将もホール係の人も慣れてきて、料理を待つことは少なくなり
ました。
久しぶりのカウンター席なので、大将に話しかけてみました。
「今日の魚のおすすめは何ですか?」
「ええっと・・・何ですかね・・・」
あまり要領を得ない、手は速く動くが仕事が雑に見えた。
よく見ると、まな板や包丁の手入れも行き届いていない。
「ああ・・・この人は志を失ってしまったな。オープン当初は不器用だけども、一生懸命
さがあり、お客さんにおいしい魚を食べてもらいたいという気概だけは感じていたのに
・・・」
忙しさの中で目の前の仕事をこなすことだけに懸命になり、一番大事な志を失ってしま
ったようです。
仕事で輝いている人は、志を失ってはいません。
「何のために自分は働いているのか」 再度、自分に問い直してみたいと思います。

ふるいぞ!ダサいぞ!暴走族

最近はめっきり見なくなった暴走族ですが、地方へ行くとまだいるらしく、警察署がキャン
ペーン活動をしています。
「Stop ! 暴走! 暴走はしない させない 見に行かない」
ここまではいいんです。しかし、次のフレーズは・・・
「ふるいぞ! ダサいぞ! 暴走族」
・・・ほぅ、そう来るんですね。
地域の少年・少女たちが暴走族に入らないためのキャンペーンなので 「暴走行為は人に
迷惑がかかる」 「不良になる」 といった一般的な大人の価値観は心に刺さらないのです
ね。
それよりも、暴走族は地域の少年・少女たちが憧れるようなかっこいいものではないとい
うネガティブイメージを植えつけた方がよいという判断なのでしょう。
実際に「格好悪い」ものとして揶揄し、暴走族を「珍走団」として呼ぶ、呼び換え運動もあ
るようです。
1980年代にはかなりの数の暴走族が活動し、社会問題化しておりましたが、警察のキャ
ンペーン活動や時代の変化等の影響で、全国的に暴走族が激減しているのは大変喜ば
しい事だと思います。

帝国ホテルプラザ店オープン

弊社としては5店舗目の直営店を東京・日比谷の帝国ホテルで4月26日にオープン致し
ます。
店舗名は「サロンドグレー/ゴールドファイル帝国ホテルプラザ店」で帝国ホテルタワー館
内の帝国ホテルプラザ3Fにあります。
商品はサロンドグレーの婦人靴とゴールドファイルの婦人靴・紳士靴・バッグ・革小物と
たくさんのアイテムを御用意して皆さんの御来店をお待ちしています。
これで東京の直営店は帝国ホテル、ホテルオークラ、ホテルニューオータニと「御三家ホ
テル」に出店することになりました。
しかしながら、若い人には「御三家ホテル」といってもわからない人が多いようです。
芸能界でも古くは橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦が「御三家」と言われ、その後、郷ひろみ、
西城秀樹、野口五郎が「新御三家」と言われるなど、そのジャンルで抜きんでたビッグス
リーを呼ぶ名称であったように思われます。
おそらく、徳川御三家 (尾張・紀州・水戸) からの名残だと思います。
御三家という言い方以外でも、三つをまとめた言い方は数多くあります。
芸能界では、たのきんトリオ (田原俊彦・近藤真彦・野村義男)、花の中3トリオ ( 山口百
恵・桜田淳子・森昌子 )、一般的にも三人娘、三人衆、三羽がらす等、ある方面でのすぐ
れた三人を表す呼び方としてよく使っていたように思います。
しかし、いつの時代からか三という数字でくくられることは少なくなりました。
久しぶりに三が注目されたのは、世界のナベアツの「三の倍数と三が付く数字のときだけ
アホになります」というネタでありました。
日本には日本三景、三名城、三名園等の呼び名が残っているので、私たちもいつかは日
本で三つの指に数えられるようなブランドになりたいと思っています。

ディープ・パープル

先日、伝説のハードロックバンド  ディープ・パープルのコンサートに行ってきました。
結成は1968年、その後幾度ものメンバーチェンジや途中解散、再結成を経て現在も活動
を続けているモンスターバンドです。
私も高校生の時にはじめてディープ・パープルを聴き、強い衝撃を受けました。
その影響から当時、友人たちとバンドを組んでディープ・パープルの曲を一所懸命にコピー
しておりました。
そのような記憶を思い出しながら会場に行くと、意外にも若いファンも多いことに驚きました。
初めて生で聴くディープ・パープルはとても感慨深いものでした。
全盛期のリッチー・ブラックモア (ギター) やジョン・ロード (キーボード) がいないので、昔
の雰囲気とは少し違っておりましたが、イアン・ギラン (ボーカル) の絶叫やイアン・ペイス
 (ドラムス) の迫力あるビート、ロジャー・グローヴァー (ベース) の円熟味のある演奏は身
体の内側から熱くなっていくような感じがして、昔を想い起こさせてくれました。
しかし、年の経過は残酷なものです。
ディープ・パープルのメンバーもおそらく70歳前後だと思います。
イアン・ギランの絶叫は聞いていると昔と変わらないのですが、見ていると必死でがんば
って叫んでいるように見えてしまい、「あんまり無理しないで」という気持ちになりました。
でも、やはりプロフェッショナルです。
日頃から鍛えているであろう肉体は、ものすごくマッチョで最後まで観客を楽しませてくれ
ました。
ロックは本当にいいなと改めて想う夜でした。

増税の実感

4月1日から消費税が5%から8%になりました。
靴の場合はかけ込み需要があるのかなと思っておりましたが、春の陽気のせいもあり、3月
21日からの3連休を境に3月31日まで予想以上に売れました。
これは弊社だけではなく他社さんも同様だと聞いています。
日本全体が「今、買わないと損!」といったムードに支配され、3月末のスーパーの消耗品売
場等は異様な感じであったと多くの人が思ったのではないでしょうか?
消費全体に影響する消費税増税であるにもかかわらず、4月1日以降も今一つ実感がわかな
いのはなぜでしょう。
いろいろと思いをめぐらして、いきついた答えはICカード決済でした。
コンビニでの支払い、電車代等、ピッと決済しておわりなので、1円玉が増えたとか実体験に
よる実感があまりないように思います。
便利にはなったけれども、お金を出し入れしないため、支払う実感がうすれてきてしまってい
ます。
クレジットカードで払って、銀行口座から引き落とされる感覚と同じですね。
お金を使うという実感がうすくなるのは、消費へのハードルが下がるので歓迎すべきことなの
でしょうが、必要のない消費を喚起させてしまう懸念もあり、注意が必要です。

失敗を恐れるな!

桜の季節を迎え、新しい学校や新しい会社というステージに立った方も多いと思います。
私たちもこの春に新入社員を2人迎え入れました。
会社に慣れることは、そこにいる人に慣れること。
まず人間関係がうまくいかないと仕事に支障がでてきてしまいます。
迎え入れる側も早く慣れてもらうために心配りが必要です。
一般に最近の若者は正解を求めすぎという傾向があるように感じます。
正解を当てる選択問題や失敗すると終了してしまうゲームに慣れ親しんできたからなのか、
失敗を恐れてしまう感があります。
実はビジネスの課題には唯一の正解はないのです。
いろいろと試行錯誤しながら失敗を経験し、その経験値をもとに失敗が少ないであろう選択
肢を選ぶ知恵が生まれてくるのです。
つまり、失敗の経験値が多い人ほど失敗はしなくなるということです。
当然、同じ失敗は絶対にしないという前提はつきますが・・・
だから失敗を恐れることはないのです。
失敗をしたら、なぜ失敗したのかを探るプロセスが重要になってきます。
おおいに失敗をして経験値を積み、成功への近道を歩んでいってほしいと思います。