普通のタコにもどりたい

サッカーのワールドカップはスペインが初の優勝国となり、約1ヶ月にわたる熱戦
を終えました。

このワールドカップで一番有名になったのはメッシやクローゼではなく、占いタコの
パウル君ではないでしょうか。

ご存知の通りパウル君はドイツのオーバーハウゼン水族館で飼育されているタコ
で、ドイツ戦7戦と決勝戦の合計8試合の勝敗を的中させた占いタコです。

占いの方法は、水槽の中で対戦国の国旗のついたエサ入り容器のどちらを選ぶ
かという単純な方法だそうです。

次々と的中させていったパウル君に全世界のマスコミが注目し、最後の決勝戦の
占いには世界の約600のテレビが生中継したそうです。

その決勝戦の予想も的中させたパウル君は、敗れたサポーターからのパエリアや
フライにして食べてしまえという筋違いの脅迫をうけつつも、優勝国のスペインから
は英雄扱いされています。

文字通りひっぱりダコのパウル君ですが高齢のため様々なオファーを辞退し、水族
館のお客さんを喜ばせる普通のタコにもどるそうです。

パウル君が普通のタコにもどるというニュースを聞いて、キャンディーズが「普通の
女の子にもどりたい」といって電撃的に解散したことを思い出したのは私だけでしょ
うか。

キャサリン´s BAR 

先日、九州に出張しました。

ルートは宮崎、鹿児島、熊本、博多、小倉でした。九州地方は集中豪雨が続いてお
りましたが、出張中は雨にあうこともほとんどありませんでした。

熊本に行った時に、地元のお客様が話のネタにとキャサリン’S BAR に連れて行って
くれました。

キャサリン’S BAR とは熊本出身のスザンヌのお母さん(キャサリン)が経営する立ち
飲みBARです。地元ではとても有名なお店で、連れて行ってもらった日も満員でした。

有名店なのに普通の立ち飲み屋さんと同様に値段もリーズナブルで(一杯500円位)
気取ったところも全然なくとてもフレンドリーなお店でした。

スザンヌの妹のマーガリンもお店で忙しく手伝っておりました。

スザンヌは熊本県の観光大使で、いたるところで熊本を宣伝していました。有名にな
っても地元を大切にする気持ちはいいですね。

キャサリン’S BAR の始まりは、実家のたばこ店でお客さんとの立ち話にビールを出
したのがきっかけで約8年前に立ち飲みBARをオープンしたそうです。当時、熊本に
は立ち飲みというスタイルがなかったようで、それ以来ずっと繁盛しているようです。

8年前だとまだスザンヌがブレークする前ですよね。

ちなみにキャサリンというのは、当時よく来ていた外国人のお客さんが本名の「清美」
をうまく発音できずに「キャサリン」と呼んだことが由来のようです。予想外の言いまち
がいです。

とするとスザンヌ、マーガリンの本名は何だろうと思うと寝苦しくなりそうなので考えな
いでおきます。

控えの美学

サッカーのワールドカップが南アフリカで行われており、全世界が熱狂しており
ます。

日本は戦前の予想を大きくくつがえし、一次リーグを突破しましたが惜しくも決
勝トーナメントでパラグアイに負けてしまいました。

岡田監督率いる日本チームは個の力ではなく組織の力、チームワークというも
のがいかに大切であるかということを世界に知らしめたのではないでしょうか。

ワールドカップは世界各地から選りすぐりのチームが出場しています。その中に
はスター選手を沢山かかえているチームもたくさんあります。

しかし、フランスのようにチーム内のもめ事で実力を発揮することができず、敗
退するチームや個人の力が強すぎてチームワークがみだれてしまうチームがた
くさんあります。

そのような中で日本チームが一戦一戦戦うごとに目に見えてチームワークが、よ
くなっていくのを多くの日本人は感じとっていたと思います。

それは戦いの中だけでなく、ハーフタイムの休憩時に控えの選手がすすんで出
場選手のマッサージをしたり、試合後のコメントで自然と感謝の気持ちが出るな
ど、出場している選手、控えの選手、スタッフが本当に一体となっているなと感じ
たのは私だけではないと思います。

帰国後の記者会見で、皆が口をそろえて「このチームでもっとプレーをしたかった」
と言っていたのは最高のチームワークが出来ている証しであると思います。

岡田ジャパンが残してくれたものは感動や勇気だけではなく、日本人の持ち味で
あるチームワークが世界において十分に通用する戦術であるということです。

世界的にみて日本の国力が低下しているという報道の中で、資源の持たない日
本が再び浮上するためには地味ではあるがチームワークがひとつのキーワードに
なるのではないかと思います。

はじめての講演

私の先輩が主催する集まりに講演をしてくれないかという依頼があり、断りきれ
ずに生まれてはじめて講演をするという機会がありました。

準備する段階から何をしゃべろうかと悩みました。

事業計画や製品説明のプレゼンは何度か経験はありましたが、一人で一時間も
ぶっ通しでしゃべり続けるのは初めてです。

私は人の講演を聞きに行くのは好きでよく行っていました。

笑いあり、涙ありの聴衆を魅了する講演者もいれば、自分の持論を淡々と展開し、
聴衆をしらけさせる講演者もいます。

そこでやはり気をつけなければいけないのは、自分の得意とする分野の話を聞い
ている人たちの興味をそそるように話さなければいけないなと思っていました。

講演の内容は靴の話を中心として、タイトルは「日本のフェラガモを目指して」に決
めました。

簡単な自己紹介のあと、天然皮革の靴が多い理由や靴選びのポイント等、全ての
人にかかわるような話をさせていただきました。

そしてメインのメイドインジャパンにこだわり、ハンドメイドにこだわる日本初のメーカ
ーブランドになりたいことと、はきやすい靴だから買うのではなく、サロンドグレーの
靴だから買いたいとお客様に思ってもらえるようになりたいということを熱く語ってし
まいました。

時計をみると予定の1時間を15分もオーバーしていました。

聴衆が熱心に聞いていたのか、しらけていたのかはわかりませんが自分の想いは
90%以上は語れたような気がします。

結果はどうあれ、新しいことに逃げずにチャレンジできたことと、忙しい中でも納得し
た準備ができたことは良かったなと思っています。

日経テスト

先日、日経テストというものを受けてきました。

日経テストとは、日本経済新聞が主催する経済知力を測るテストです。経済知力
とは単に知識だけではなく、そこに考える力(知恵)を駆使し問題を解決していく能
力のことです。

いわば、頭でっかちの知識だけではなくビジネスの現場でどれだけ実務に精通し、
問題解決能力に長けているかが試されるわけです。

試験会場に行くと、やはり年齢層が高く50~60代の管理職クラスからビジネスの
現場の主力である30~40代の人がほとんどでした。中には、学生らしき人もいまし
たが少数でした。

問題は4択問題で100問、試験時間は80分でした。

はじめは80分は結構長いなと思っていましたが、読み解くのに時間がかかり制限
時間いっぱいまでかかってしまいました。

受験した感想は、とてもむずかしく、自分の知らないことがたくさんあるということを
知らされた感じでした。

社会人になるとテストを受けるということがほとんどなくなるので、試験会場の緊張
した雰囲気がとても懐かしく感じられました。

幸い、このテストは合格、不合格はなく上限1000点のスコアで表されるものなので
すが、スコアの目安として400点以下は発展途上人材とされているので何とか400
点以上はとりたいと思っています。

オルセー美術館展 2010

東京六本木にある国立新美術館で開催されている「オルセー美術館展2010」に
行ってきました。

感想は「すごい、すごすぎる・・・」でした。

そもそも、この絵画展が開かれたきっかけは、パリのオルセー美術館が1年半を
かけて改装工事をするので、普段では決してありえない名作中の名作を一挙に
貸し出し、「オルセー美術館展」が世界を駆けめぐるという千載一遇のチャンスに
めぐまれたことです。

それが今、日本に来ていて、世界的な名画の数々を日本にいながら楽しめるこ
とができるのです。

年間300万人が訪れるといわれるオルセー美術館の中でも最も人気が高いのが、
ポスト印象派の絵画です。

ゴッホ、モネ、ロートレック、セザンヌ、ゴーギャン、ルソーと絵画ファンならずとも
一度は聞いたことがある巨匠の大作が惜しげもなく展示されており、その時代を
独自の手法で表現している作品はどれも圧巻でありました。

なぜ、日本人が印象派の作品が好きなのかはわかりませんが、印象派の巨匠
たちが少なからず浮世絵に代表される日本文化に影響を受けていたことが、日
本人のノスタルジックな感情を想い起こさせているのかも知れません。

5月26日から8月16日までの会期ですので興味のある方は是非早めに行かれ
ることをおすすめします。

バタデン

バタデンとは島根県にある一畑電車の愛称です。

中井貴一主演の映画「RAILWAYS」で舞台となっているのが、島根県の
湖畔や田園地帯をゆっくりと走るバタデンです。

中井貴一演じる主人公がエリートサラリーマンを辞めて、突然バタデンの
運転士になるという内容ですが、都会の生活の中で失ってしまったものを
徐々にとり戻していく過程に共感をおぼえました。

実は、私たちの靴も松江にある一畑百貨店さんにお世話になり、たくさん売
っていただいております。その関係で私も松江に数回行ったことがあります。

ゆっくりと時間が流れているようなのどかな風景、特に夕日にそまる宍道湖
の美しさは息をのむほどです。

一畑百貨店の方がおっしゃっていました。

「都会の百貨店のマネはしない。地元密着でお客様に楽しんでもらえれば
それでいい。」

実際、百貨店の中を案内してもらった時にブランド自慢ではなく、ぬくもりの
ある木製のベンチを自慢されていました。「このベンチで地元の人に休んで
もらいたい。」そういう想いがヒシヒシと伝わってきました。

都会の生活に疲れたら、島根観光をおすすめします。

日本の失われつつある原風景がそこに残っていますので。

レナウンの選択

先日、中国の大手繊維メーカー山東如意が東証1部上場のレナウンを買収した
と新聞で報じられていました。

具体的には、レナウンが山東如意を引受先に約40億円の第三者割当増資を7
月末に実施し、資本・業務提携を結ぶというものです。山東如意が41%超の筆
頭株主となりレナウンは山東如意の傘下に入り、経営の立て直しを図るというも
のです。

最近のグローバルな動きからすると必然の流れかもしれませんが、私の率直な
感想は「あのレナウンが中国メーカーの傘下になるなんて・・・ おまけに40億円
とは安すぎる」といったものでした。

ここ数年、中国系企業による日本企業買収の動きは活発になってきていました。
しかし、東証1部上場企業の買収は初めてです。

レナウンの狙いは高い成長が見込まれる中国市場です。山東如意の持つ販売、
物流網を活用して市場を開拓し、需要の取り込みを図ります。

一方、山東如意はレナウンの品質や技術力、ブランド力に魅力を感じ、中国と
日本はもとよりアジア市場での事業拡大を視野に入れているでしょう。

両者の思惑は一致しているように思えます。しかし、売上高の7割以上がデパ
ート向けで占めていたレナウンが万策尽きて、中国の新興企業に買収されると
いう事実は、そのレナウンのビジネスモデルが今の時代には通用しなくなってき
ているという事を見せつけられている感じがします。

事実、この報道後、株式市場は好意的に受け止めレナウンの株価は上昇してい
ます。

女性のズボン着用は厳禁?

女性のズボン着用は厳禁という法律がフランスに存在するそうです。18世
紀に制定された法律が今も残っていることがわかり、左翼政党が廃止を求
めているそうです。もちろん法律はあっても運用はしていないのですが、ファ
ッションの聖地フランスでの事なので興味深い話です。

法案が制定されたのは、フランス革命直後の1799年「健康上の理由以外」
での女性のズボン着用を禁じ、その後の改正で「乗馬などの際に限って」の
着用が認められたそうです。

当時、馬に乗る時に適しているとされたズボンがファッションアイテムとして
注目されたのは比較的最近で、50年ほど前からだそうです。その後のパン
ツルックの浸透は世界の女性のファッションを見れば火をみるよりも明らか
だと思います。

そう思うとファッションというのは時代や社会の変化によって大きく変貌して
きているのがわかります。

女性の社会進出が進むにつれ、より機能的なパンツスーツ等が求められて
きたのはその典型的な例でしょう。

しかし、先日「男性のスカート着用が流行」というニュースを目にしました。

これが今後の社会の変化につながるのか、一種の嗜好なのかは20年後
の判断を待ちたいと思います。

イタ車

先日、バスに乗っていると前の座席の若者の会話が聞こえてきました。

「うわっ!イタ車や!」と窓際の男子。

「ほんまや!」と返す通路側の男子。

その目線の先には私が想像していた車とは大違いの車がありました。

恥ずかしながら私が想像したのは「イタリアの車」で「イタメシ」(イタリア料理)
「イタカジ」(イタリアンカジュアル) の延長線上での発想でありました。

実際に目に飛び込んできたのは、美少女系のアニメキャラクターを全面に装
飾した車でした。

帰って調べてみると「イタ車」ではなく「痛車」で装飾のモチーフが「痛々しい」
のが痛車の基準であるらしいです。

2000年のはじめからオタク文化が世間一般に広く知れわたるようになり、キャ
ラクターを全面に装飾した「痛々しい」車が現れはじめたそうです。一部の人た
ちの間でブームとなっているようです。

モータースポーツの世界では様々なキャラクターを配した「レーシング痛車」が
活躍しているそうです。

ちなみに同様の改造をしたバイクは「痛単車(いたんしゃ)」と呼ばれ、自転車
は「痛チャリ(いたチャリ)」と呼ばれるそうですが、残念ながらまだ見たことが
ありません。