イマドキのシェアビジネス 1

高度経済成長期からバブル期まで日本は車や家、自社ビルなどの所有欲が日本経済の原動力になっていたのではないかと思います。

バブル崩壊後は国内景気が低迷し、消費形態に変化が生じてきています。

モノを持つという所有の概念から共有するというシェアの概念に変わってきているようです。

戸建ての住居やマンションを数名で住み、自室以外のキッチン、浴室、リビングなどの空間を共有するシェアハウス。

自家用車を持たずに何名かで共同使用するカーシェアリング。

このシェアのスタイルをさらに進化させたのがアイドルエコノミーです。

アイドルとは「使用されていない」 「遊んでいる」 という意味で使われる英語の形容詞。

飲食店でお客の一番少ない時間や工場で機械が稼働していない時間帯を「アイドルタイム」と呼びます。

このような空いている店や工場を見つけ出し、それらを借りたい企業に紹介するビジネスが急成長を遂げています。

例えば、夜だけ営業している居酒屋の昼間の時間帯を貸してもらい、カレーショップを営業する。居酒屋は賃料が入り、カレーショップは設備投資なしで店ができます。

店や工場だけでなく、車やヒトのアイドルタイムを利用してのビジネスはアイデアひとつで際限なく広がっていくような気がします。

エア花見

エア花見とは、飾られた桜又は桜をモチーフにしたグッズをみて、屋内で楽しむ形態の花見です。

時には桜の写真や動画を見て楽しむこともあるそうです。

通常の花見は公園等の桜が見える屋外でシートを敷いて宴会というパターンですが、寒かったり雨が降ったりという天候リスクや花粉症、場所どり等、心配事も多いのが現実です。

そこで考えられたのがエア花見です。

天候リスクや花粉症、場所どりの心配も一切なし。

エア花見のできるお店に予約して行くだけです。

「そんなのは花見じゃない」 という意見がある一方で、「それはいい」 という意見もあり賛否両論のようです。

そもそも花見の真の目的は何でしょう?

桜を見ながら皆で酒を飲むことでしょう。

それが本物の桜なのか写真なのかの違いのみで、皆で酒を飲むという目的は達成されるわけです。

それでは今度、エア花見の是非について酒を飲みながらゆっくり議論しましょうか?

ハーフとダブル

最近よく耳にする英語に「ハーフ」と「ダブル」という言葉があります。

カロリーハーフやポイントダブルキャンペーンなどです。

しかし、人生の節目となる記念イベントで「ハーフ」と「ダブル」が注目されてきているようです。

まずは「ハーフバースデー」、生まれて6ヶ月を記念するイベントで、記念写真、寝相アート、手形等、SNSへの掲載意欲も高まります。

次は「ハーフ成人式」、成人式のハーフなので10歳を祝う記念日です。将来の夢を語ったり、親子で手紙を交換したりと成長が実感できるイベントです。

そして「ハーフ還暦祝い」、60歳の半分である30歳を祝うイベントで、大人として今後どのような人生を歩むのか考える年齢でもあります。

ハーフもあればダブルもあります。

「ダブル成人式」です。40歳の記念式ですが、40歳といえば仕事や家庭に忙しく、人生を顧みる時間も少ないと思われます。そんなタイミングで今後の人生を考えるのは有意義かもしれません。

いろいろな記念日にハーフとダブルをつけるのは少し違和感を感じますが、ハロウィンや恵方巻きもはじめは違和感があったと思います。

そう思うとハーフとダブルの記念日が、日本の当たり前の行事になっているかもしれません。

バブルとゆとり

バブル世代とゆとり世代は今でいう50歳前後と20歳前後を中心とした世代です。

バブル世代の有名人は小泉今日子さん、織田裕二さん、三浦知良さんらで、ゆとり世代にとっては親世代になります。

当時のバブル時代は、今の時代とくらべると同じ国の出来事なのかと思うくらい違いがあります。

・DCブランドのバーゲンに開店前から5000人が行列を作る。
・夜のタクシーをつかまえるのに1万円札をヒラヒラさせても止まってくれない。
・アッシーくんにメッシーくん、ミツグくんと献身的な男子たち。

全て30年程前の日本の国で起こった普通の出来事です。

特に就活は極端だったと思います。

採用活動解禁前に内定が続々と出る。そもそも「内定率」という言葉もない。なぜなら「内定が取れない」という事態がないくらいの超売り手市場であったので、企業の学生への接待は今では想像もつかないくらいのものでした。豪華な食事やテレホンカードなどのお土産は当り前で、就活解禁日には青田買いした学生をディズニーランドや豪華客船に招待し、他の企業へ流れるのを阻止していました。

今の感覚では考えられないことばかりです。

バブル世代が生きやすかったかというと必ずしもそうではありませんでした。

学校や成人式は荒れ、暴走族やヤンキーが幅を利かせておりました。

社会に出ると「受け身で言われたことしかしない」「自分の身の回りしか興味がない」「自主性、創造力のない没個性」「言葉づかいもしつけもダメ」と上の団塊世代から言われ「新人類」とネーミングされ叩かれてきました。

現代の 「我が社にもゆとり世代がきた」 と同じ構図です。

社会は変化していきます。たかだか30年でこの差です。

自分が生まれ育った世代は変えることはできませんが、その価値観が唯一絶対のものではないと認識することが大事です。

そして次の時代の変化に備えて考え方を柔軟にしていかなければいけません。

バブルもゆとりも歴史の中では過去の一時代に過ぎないのですから。

花粉飛散400度の法則

先日、テレビで 「花粉飛散400度の法則」 というものがあると紹介されていました。

その法則とは、1月1日以降、毎日の最高気温を積算して400度に達した頃に花粉の飛散が始まるというものでした。

今年の東京地方は例年よりも最高気温が高く、最高気温積算値は過去10年で今年が最高のようです。

つまり花粉が飛び始めるのが早いということです。

少し前の予測では、東京で400度に達するのが2月8日と予測されていたので恐らくもう到達しているでしょう。

桜の開花予測にも400度の法則があるそうです。

これは2月1日以降、毎日の平均気温を積算して400度に達した頃に桜が開花するというものです。

加えて桜の満開日を予測する法則もあるそうで、2月1日以降、毎日の最高気温を積算して600度に到達する頃に桜が満開になるというもの。

最高気温と平均気温の違いがありますが、この法則をみつけた人はすごいと思います。

しかし、もっとすごいのは人間社会がどう移り変わろうと、ピタッとあわせてくる花粉や桜の自然現象ではないでしょうか。

8年前

ちょうど8年前の今ごろにオバマ米大統領が誕生しました。

その当時、リーマンショック後の米国経済はひん死状態で、大手金融機関の経営危機が露呈し、大恐慌時代へ突入するのではないかと危惧されていました。

就任直後からオバマ大統領は金融危機に直面していました。

その対策として、大手金融機関に自己資本で高リスクの取引を行なわせないようにする強力な規制の導入や住宅ローンに厳格な条件を課し、無節操な融資に歯止めをかけるという施策を実行しました。

又、大手銀行に対し経営環境の急変にどれだけ耐えられるのかを診断する「ストレステスト」を導入させ、銀行への信用回復をもたらしました。

その結果、2009年半ばには不況を脱出、失業率も10%から4%に改善しました。

オバマ大統領就任当時、ダウ工業株30種平均は8000ドルを割っていましたが、今や初の20000ドル超えをうかがうところまで回復しました。

8年前には大恐慌になるのではというくらいどん底であった米国経済は回復に転じ、安定を取り戻しています。

暴落した株式や不動産の急回復で富裕層は恩恵を享受した一方、多数の人が住宅ローンを借りられなくなったりしました。

その二極化がトランプ大統領を誕生させた背景の1つであると推測されます。

トランプ政権がどのような政策を打ってくるのか、見守っていきたいです。

新成人の歩んだ20年

2017年の新成人は123万人で、前年より2万人増加しているらしいです。

「おめでとう  これであなたも大人の仲間入りだね」 と言われても実感がわいてこないと思います。

儀礼的に 「ありがとうございます」 と答えても内面的には苦悩と恐れ、葛藤を抱え、どうしていいか不安にさいなまれている人が多いと思います。

しかし、心配しないで下さい。今いる多くの大人たちの20歳もそうであったのですから。

青春とはそんなものです。

新成人の歩んできた20年とはどんな時代だったのでしょう?

20年前の1997年、日本国内の金融機関が相次ぎ経営破綻しました。 「次はどこが破綻するのか」 と日本全体が不安の中にいた時代でした。

そして2001年9月、米国同時多発テロで世界は激変しました。

2011年3月、東日本大震災で日本は激変しました。

わずか20年ですが、新成人の歩んできた20年はまぎれもなく激動の20年であったといえるでしょう。

今後どのような歴史になるかはわかりませんが、自らの人生を切り開く覚悟は必要になってきます。

酉年の出来事

今年は酉年(とりどし)です。

十干と十二支から成る六十干支では、34番目の「丁酉(ひのととり)」に当たります。

「ゆう」とも読む酉は昔から新しい革新勢力の形成を表すとされています。

一方、「てい」とも読む丁は新旧の衝突があることを意味します。

となると、丁と酉の組み合わせの今年は、歴学的には「革新勢力が新しい動きとして旧勢力に衝突するする機が熟す年」といえそうです。

日本の歴史においても酉年は大きな転換点でもありました。

公家政権に代わる日本初の武家政権であった鎌倉幕府が滅亡し、後醍醐天皇の「建武の新政」が始まったのが1333年酉年。

将軍職の足利義昭が織田信長により追放され、実質的に滅亡したのが1573年酉年。

吉田松陰や西郷隆盛などに多大なる思想的影響を与え、明治維新の先駆けとなったといわれる大塩平八郎の乱が起きたのが1837年酉年。

昨年はイギリスのEU離脱、アメリカのトランプ大統領選出と予想外の出来事がありました。

これは新旧勢力の対立が鮮明化した結果です。

2017年 酉年、歴史の大きな転換点になりそうな気がします。

1000年後

平安時代の有名な陰陽師、安倍清明。

当時、最先端とされた学問の天文道や占いなどをまとめた陰陽道に関して卓越した知識を持ち、天皇や貴族たちから絶大な信頼を得ていました。

「平家物語」 「大鏡」 「今昔物語集」 にも登場し、大江山の鬼退治指導など数多くの逸話を残しています。

その安倍清明、生前より「1000年後にまたこの世に蘇る」と予言。

亡くなった1005年から1000年後の2005年、安倍清明神社(大阪市阿倍野区)にて等身大の銅像として復活しています。

予言は当たりました。

時は変わって、江戸時代に活躍した天才絵師、伊藤若沖。

青物問屋の長男として生まれるも商売に興味はなく、40歳で家督を弟に譲り隠居、好きな絵を描き始めます。

狩野派に師事し、花鳥画の模写に励みます。その後、実物写生へ移行し、特に鶏の絵を多く描いています。

天才肌の伊藤若沖は 「具眼の士を千年待つ」 と言っています。

その意味は 「自分の価値がわかる人を千年でも待つ」 という意味です。

若沖の予言は外れ、200年後の2000年、爆発的なブームが起こります。

そして今年、東京都美術館で開催された 「若沖展」 は320分待ちという入館待ち記録を樹立。

若沖の絵の価値をわかる人が増え続けています。

卓越した偉人は1000年後を想像するのですね。

1000年後とまではいきませんが、10年後、20年後の靴業界のあるべき姿を想像し、来年も一歩一歩地道に歩んで行こうと思います。

今年一年のご愛顧に感謝し、2016年最後のブログを締めたいと思います。

ありがとうございました。

皆さん、よいお年をお迎え下さい。

日本ワイン 高評価の秘密

日本ワインとは日本国内で栽培されたぶどうを100%使用して、日本国内で醸造されたワインで、最近世界で高く評価されています。

海外原料を多く含んだ国産ワインとは一線を画しています。

日本ワインの特長は、日本の伝統的な料理と同じく「繊細さ」 です。

元々、日本はぶどう栽培に適している地域です。

北半球でいうと北緯30度から50度、ヨーロッパでいうとフランス、イタリア、ドイツ、北米ではカリフォルニア、そしてアジアでは日本になります。

しかし、日本は降雨量が多く湿度が高いので、生食用には向いていますが、ワイン用としては糖度が低く水っぽいと言われてきました。

ではなぜ日本ワインは劇的に変わったのでしょう?

それは、ぶどうが変わったからです。

数年前までは生食用のぶどうに適さないものを加工してワインを作っていました。つまり残り物を加工して作っていました。

そこで世界中を回ってワインを勉強してきた人たちが、ワイン用のぶどう栽培を日本で始めだしたのです。

様々な困難に立ち向かい地域に適した栽培方法、品種を研究し、やっと開花したわけです。

そしてもうひとつは、IT技術の進化です。ぶどう畑に設置した装置で気温、湿度、降水量を管理し、勘にたよっていた適正収穫時期を決めることができました。

又、カビ系の病害をいち早く察知し、病害がほとんどなくなりました。

日本人は農耕民族で研究熱心です。

ワイン用のぶどう作りには最も適していると思います。