ささいな問い合わせ

先日、あるサービスのお問い合わせ電話番号に掛けた時のことです。

出てきたのは機械の音声です。

用件の種類を番号で押していくパターン。

その他ならゼロを押して下さいとのこと。

「いや、ちょっとささいな事を聞きたいだけなのに・・・」 と思いつつ根気よく用件の種類を選び、やっと最後に「それではオペレーターにおつなぎします」と機械音。

ルルルルルと呼び出し音のあとカチャと出る音。

「あっ、もしもし・・・」 と言ったら再びの機械音。

「只今電話が大変混み合っております。このままお待ちいただくか、お掛け直し下さい。」

「ええ加減にせい!」 と言いたくなりました。

最近、お問い合わせがメールのみであったりと何かとささいな問い合わせのハードルが上がってきているように感じます。

勘違いかもしれないことや念のために確認したいことは、オペレーターとしゃべると30秒もかからないことですが、オペレーターとしゃべるまで数分要してしまいます。

インシュアテックの世界

インシュアテックは英語でインシュアランス(保険)とテクノロジー(技術)を組み合わせた造語で「保険版フィンテック」とも呼ばれています。

AI(人工知能)と膨大なビッグデータで保険の常識を変えるのではといわれています。

保険は本来、将来の万が一に備えて大勢の人がお金を出し合って困っている人を助ける、相互扶助が基本です。

しかし、ビックデータの解析によって契約者の事故や病気のリスクをより精密に予測できるようになれば、保険料は一人一人細かく分かれていく可能性があります。

東京海上日動あんしん生命の医療保険「あるく保険」のサービスは画期的です。

加入者に端末を貸し出し、1日平均8000歩の目標が達成されると2年後に保険料の一部を還付するというもの。

体験した人の話では、キャッシュバックという具体的目標のため、エレベーターやエスカレーターを極力使わずにひたすら歩き、体重も1ヶ月弱で2㎏減少したという。

保険の担当者は「キャッシュバックを励みに加入者が健康増進に努めれば結果的に保険金の支払いも減る」とみています。

しかし、ある専門家は「事故や病気のリスクを予測できるようになれば、低リスクの人は保険に入らなくなり、高リスクの人は保険料が上がりすぎて事実上加入できなくなるのでは」と警告しています。

保険業界の各社はITベンチャーが集積する米シリコンバレーに精鋭を派遣し、フィンテックの研究を進めています。

その目的をこう語っています。

「目指すのは従来の保険にとらわれない変革だ。将来、 『昔は保険会社だった』 と言われたい。」

線香花火

今年の夏は異常気象でした。

ゲリラ豪雨、川の氾濫、浸水、雷など全国各地に被害がでました。

東京は8月に入りお盆すぎまで、ずっと雨で青空がなかった一方で、大阪は連日33度から35度の猛烈な暑さが続いておりました。

そんな夏もそろそろ終わりを迎えています。

夏が終わる時期は祭りのあとのようなさびしさを感じます。
特に線香花火をしたあとは。

線香花火は4回の変化があり、そのひとつひとつに名前が付いています。

最初にチロチロとふくらんで燃える様が「牡丹」

次にパチパチと勢いよく音が鳴る「松葉」

だんだん火足が下がるのが「柳」

細い火玉が一本また一本と消えていくのが「散り菊」

これら4つの現象を経て、小さな玉になった火は静かに落ちていきます。

この線香花火の変化は、昔から人の一生にも重ねられてきました。

すくすくと育つ「牡丹」時期、青春時代から働き盛りの「松葉」時期、人間的に円熟味を増す「柳」時期、衰えて静かに光が消えていく「散り菊」時期。

このように人の一生を重ねながら線香花火を鑑賞するとより味わい深いものになるのではないかと思いました。

世界コスプレサミット

2003年に始まり今年で15回目を迎える「世界コスプレサミット」は毎年夏場に約一週間、名古屋で開催されます。

たかがコスプレとあなどるなかれ、公式フェイスブックのいいね!数は52万を突破し、海外からの参加者も非常に多く国際的な一大イベントなのです。

その証拠に主催の世界コスプレサミット実行委員会のメンバーには、外務省、愛知県、名古屋市、中日新聞社やテレビ愛知などが名をつらねています。

又、オフィシャルスポンサーにはANA、ファミリーマート、名鉄等の有名企業が、後援には経済産業省、観光庁等がサポートしています。

官民あげての大イベントです。

その理由は開催目的である「日本好きを増やし、世界平和に繋げること」にあります。

各国のコスプレイヤーは日本が大好きなアンバサダーであり、コスプレを通じて世界中の仲間がつながることで日本と世界の平和に貢献できるのです。

実際に各国の代表はその国のアニメ、漫画好きのコミュニティーではカリスマ的な存在であり、数万人にも上るSNSのフォロワー数を抱えているため、彼らの発信力は非常に大きいのです。

多くの人はコスプレを一部のマニアの娯楽と思っているでしょうが、今やそうではないのです。

世界平和に貢献し、日本の文化の良さを広めてくれる素晴らしいパフォーマンスなのです。

私も今年のハロウィンでコスプレに挑戦したいと思っています。

551の豚まん

551の豚まんが大好きです。

豚まんだけではなく焼売、焼餃子も大好きです。

大好きすぎて、昔バイトをしていました。

関西以外の人にとっては551蓬莱は馴染みが少ないかもしれませんが、関西人にとってはまさにソウルフード。

なんばに行った帰りのおみやげに551の豚まんは定番でした。

おいしさの秘密はすべて手作りだということ。

1個1個手作業で豚まんの皮の中に具を包み込んで蒸し上げています。

だから調理場の確保できない所では一切出店しないのです。

駅の店舗等では、近くの調理場から台車で出来たてを運んできます。夕方の時間帯はよく売れるので、運んでも運んでも追いつかないほどです。

551のお店がない地域にも1週間単位で催事を開催し、実演販売しています。私も出張の時に催事販売に出会いましたが長蛇の列で、ものすごい人気でした。

ちなみに551の意味は「味もサービスもここがいちばんを目指そう」 からきているそうです。

まだ551の豚まんを食べたことがない方は、是非一度御賞味ください。

進化するコインランドリー

厚生労働省の発表によるとコインランドリーは毎年5%前後増え続けており、全国に約2万店あるといわれています。

昔の「暗い」 「汚い」 のイメージはもうなく、カフェや子供を遊ばせる空間を備えた店もあるほど明るい清潔なイメージになっています。

なぜそのような進化を遂げたのでしょう?

それは時代の流れによる利用者の様変りです。

かつては単身者や学生が主流であったのが、今は主婦を中心とした女性が中心です。

女性の社会進出や共働き世帯の増加を背景に、週末にまとめ洗いが短時間で効率的にできるコインランドリーが注目を集めているのです。

又、布団やシーツ類などを高温の乾燥機能で仕上げてくれる点が、ダニなどを気にする人たちにも人気なのだそうです。

振り返ってみると、かつては洋の東西を問わず「共同洗濯場」 が各地にありました。

そこは地元の人たちの憩いであり交流の場でした。

公衆浴場がなくなり、地元の人たちが交流する場所がなくなっている現代社会で、もしかしたらコインランドリーがその役割を果たすのかもしれません。

AI (人工知能) タクシー

人口知能の得意とする分野はデータの解析と予測です。

名古屋のタクシー会社ではAI (人工知能) タクシーが走っているそうです。

カーナビの地図を500m四方に分け、今後30分以内にタクシーを利用するであろう客数を数字で表示させるというシステム。

ドライバーはその数字の多い地域へ向かうとお客様を拾えることが多いそうです。

人工知能の指示通りに走っているタクシーは、そうでないタクシーに比べて20%も売上が高いそうです。

そのしくみは、携帯電話会社の持っている人間の位置情報データとタクシー会社の持っているタクシー乗降データを1年分人工知能に読み込ませて天気、日付、曜日の特性を付加させて学習させたそうです。

すると、今日はこの辺りにタクシー利用客がいると予想してくれるのです。

なんと、その精度は95%以上。

30年のベテランドライバーと2年目の新人ドライバーの売上に大差がなく、経験とカンがものを言う世界ではなくなってきているらしいです。

このタクシー会社は今年中に1200台全てにAI (人工知能) を搭載する予定だそうです。

ウシブル

夏の暑さは人間だけではなく牛もバテます。

乳牛は夏になると暑さのために乳量が落ちてしまいます。

そこで考え出されたのが乳牛向けの着る端末、その名も「ウシブル」

スポーツウエアにも使う伸縮性に優れた冷感素材を採用し、乳牛の首や肩の部分を覆います。

生地には乾き具合を検出するセンサーが織り込んであり、乾燥すると外付けのチューブから適量の水を供給し、体表面の温度を約5度下げる効果があります。

実験の結果、ウシブルを着用すると乳量が落ちなかったそうです。

従来は温度を下げるために牛舎に散水などをしていたそうですが、水浸しになってしまい衛生的にもよくなかったのです。

その点ウシブルは手間入らずで衛生的なのです。

酪農や農業の分野でIT技術が導入されることにより手間が省け、効率もよくなることが期待されています。

水汲みの労働から解放されたように、今まであたり前と思っていた労働から解放される時代を迎えています。

 

人生というジグソーパズル

ジグソーパズルは一枚の絵をいくつかの小片に分解し、小片をまたはめてもとの絵に復元するものです。

ジグソーは英語で糸ノコギリの意味です。

糸ノコギリで曲線的にカットした小片は小さければ小さいほど難しく、又、絵が単色であればあるほど難しいのは言うまでもありません。

難易度が高いものは時間もかかり忍耐力も必要です。

年を重ねていくうちに「人生ってジグソーパズルのようだな」と思うことがあります。

はじめのほうは絵が何かもわからない。様々な小片を試してみるうちに少しコツのようなものを見つけます。

順調にいく時もあれば困難にあたる時もあります。

これだと思ったものがうまく合わず、時間をかけてその小片を探す。

いくつかの候補の中からやっとその小片を見つけ出す作業は、無駄の大事さを教えてくれます。

それは候補を探す過程でいろいろな色や形を覚え、次の解答へのヒントになるということです。

人生も様々な難問に答えを探し出すようなもので、その失敗が次の成功につながるといったことがよくあります。

効率重視の世の中ではありますが、無駄の中にこそ成功へのヒントがあるのではないかと思います。

人生の後半を迎える中で最後の小片をみつけて、美しい絵を完成させたいと思います。

寺ドル

「お寺に人が来ない」という課題を払拭しようとお坊さんや尼さんがギターやマイクを片手に立ち上がっています。

その名は寺ドル。

仏像をバックに熱い歌でお寺をライブハウスに変身させているのです。

実際、お寺は天井が高く、音響もいいので理想のライブハウスなのです。

現役僧侶の薬師寺寛邦さん率いる2人組ユニット「キッサコ」。

アコースティックギター2本とハーモニカだけで奏でるシンプルさですが、パワフルな曲が境内を包み、ファンは曲に合わせて手拍子をしたりタオルを振り回したりと一体感を醸し出します。

一方、ライブハウスで派手な衣装に身を包み、「電飾の光背」を掲げ、仏教を歌う尼さんがいます。

その名も「愛$菩薩」、ライブを法事と呼ぶ仏教界の正統派アイドルです。

活動当初は怒られると思い、住職の父に隠れて活動していましたが、「若い人の共感を得るには同世代の活動が一番」と賛同してくれたそうです。

印象に残る菩薩をイメージした金ぴかの衣装や電光装飾の効果は抜群で、ライブをきっかけに若い人がお寺に訪れ、仏教の話や悩みを相談しに来る人も増えたそうです。

新たな手法でお寺や仏教のイメージを良くしていこうと奮闘する若いお坊さんや尼さん。

それらの活動を応援する仏教界の懐の広さにも感動します。