私が靴を愛するワケ

靴と女性の魅惑の関係に迫る世界初のドキュメンタリー映画が日本で上映されています。

そのタイトルはズバリ 「私が靴を愛するワケ」

この作品は、50センチ以上もの高さがあったルネサンス期の靴から、今日のピンヒールま
での歴史を追いながら靴を通じて女性と靴の歴史をひも解いていく内容です。

見どころは、セレブやシューズデザイナー達が語る靴の魅力。

その一片をご紹介しましょう。

「靴を見れば、今の私の気分が分かるわ」

「靴は私というものを表現するのに欠かせないものよ」

「ピンヒールをはいた瞬間、人は女になるんです」

垣間見えてくるのは、女性たちの美しくなりたい、強くなりたい、新しい自分になりたいと
いう一途な思いです。

フランスのヴォーグ誌の読者の8割は靴中毒者で、小型車1台分ぐらいのお金を靴につぎ
込んでいるそうです。

なぜ女性たちは靴に欲望と感情を刺激されるのでしょうか?

そのヒントがこの映画にあるような気がします。

靴好きには必見の映画です。

職人さんの引退

先日、弊社の底付職人さんが引退しました。

弊社に勤めて20年以上、職人歴は60年以上という大ベテランで、年齢は80歳を超えてい
たと思います。

その人はそんな高齢とは思えないほどに元気でハツラツとしていて、ゴルフやカラオケを
趣味に、まさに人生を楽しんでいるといった感じの人でした。

職人としての腕も確かで、後輩の面倒見もよく、人として尊敬できる部分がたくさんありま
した。

その職人さんが4月末日で引退したいという申し出がありました。

私たちにとっては突然のようであっても、その職人さんにとってはいずれ引退の日が来る
と覚悟をしていて、それがたまたまその日であったのかも知れません。

職人の世界はサラリーマンのように定年がある世界ではないので、自分の身体が動く限
り、自分の腕が通用する限り働くことが可能です。

現実に職人さんが引退されるのは、身体を壊して働けなくなってしまうことが大半です。

今回のように余力を残して、自ら決めた日まできっちりと勤め上げて、スパッと引退すると
いうことは非常にまれなケースです。

その職人さんのいない職場をみて心に誓いました。

残してくれた功績に恥じないよう、私たちは技術を継承し、切磋琢磨していかなければい
けないと。

東京営業所移転オープン

株式会社クレッセントの東京営業所が4月2日(火)に移転オープン致しました。

以前はホテルオークラ東京内で事務所を借りていたのですが、お客様を迎えるには不便
で手狭なため、靴の本場 浅草へ移転しました。

場所は地下鉄銀座線 田原町駅から徒歩1分という好立地です。

ショールームも併設しておりますので展示会はもちろん、会期以外でも商品を見ていただ
くことが可能となりました。

早速、4月17日から19日まで秋冬物の展示会を開催致します。

今回のコレクションは弊社の特長である素材の上質感、日本製ハンドメイドの安心感を十
分に感じてもらえるような商品が出来上がりましたので、是非みていただきたいと思って
います。

東京営業所は新しいスタッフも増え、ますます飛躍していきたいと思っております。

移転オープンに際しまして御協力いただいた皆さん、お祝いの品を送っていただいた皆さ
んに心から感謝致します。

ありがとうございました。

覆面調査員

以前、得意先に覆面調査について興味深い話を聞きました。

そのお店はテナントビルに入っており、ビルの運営会社がテナントを客観的に評価するた
めに年に1回、覆面調査員を使い、サービスの調査をするそうです。

調査結果が各テナントごとに報告され、改善を促すというしくみです。

そのお店の評価は驚きの結果だったのです。

なんと189店舗中189位で、最下位の評価でした。

理由は「販売員の声かけがない」ということでした。

しかしながら、そのお店は売上ランクでは189店舗中3位で、繁盛店として名が知れてい
ました。

そもそも覆面調査は、サービスを向上させて店を繁盛させることが目的です。

その店の店主は言いました。

「当店ではお客様にじっくりと商品をみてもらうために、お声かけはあえてしていない。お
客様の様子をみて声をかけています。その時はお客様の立場に立って、ていねいに接客
しています」

おそらく、そのような誠実な対応がお客様の好評価を得て、売上につながっているのでは
ないかと思います。

表面的な事象のみを数値化してランク付けをしてしまうと、本質的なものを見逃してしまう
ことがあります。

聞けば、覆面調査員もアルバイトでサービスのなんたるかを知っているプロではありませ
ん。調査項目に自分のみてきたことを記入するだけのようです。

覆面調査そのものの信ぴょう性を否定しているわけではありませんが、マニュアルでサー
ビスを一律に評価する手法は個性的なお店を正しく評価できない可能性があります。

マニュアル的なサービスがきらいという方もいるのですから・・・

人口増 オキナワ

先日、沖縄へ出張に行ってきました。

昨年も同じような時期に沖縄へ出張に行ったのですが、日本はタテに長いなと思います。

出発する日の大阪は、みぞれまじりのお天気で2℃でしたが、沖縄へ着くと22℃の春の
陽気でした。

この季節は、日本のプロ野球をはじめサッカーチーム、韓国の野球チーム等が沖縄でキ
ャンプをしています。

行ってみるとその理由はよくわかります。

2月に日本国内で屋外スポーツが震えることなくできるのは沖縄だけだからでしょう。

その温暖な気候のせいか、定年後のリタイア先として本土から移住してくる人が多いらし
いのです。又、出生率も日本の平均を大きく上回っているそうです。

結果としてここ数年、人口が増えているそうです。

又、外国からの観光客も中国からの観光客が一時に比べて減少したようですが、韓国、
台湾からの観光客が増加しており、全体的には増加傾向です。

私たちがお世話になっている百貨店さんも業績は順調のようです。

やはり消費を増やすには人口増が基本になると改めて思いました。

社章バッチ

弊社ではじめて社章バッチを作りました。

今春にロゴマークが一新するのを契機に新しいロゴをあしらった社章バッチです。

私の思いとしては、サロンドグレー、クレッセントの社員として誇りをもって仕事をしていた
だきたいという気持ちでいっぱいです。

2014年までの中期目標として品格ある社員、品格ある会社というものを揚げております
のでバッチを胸に品格ある言動をしてもらいたいと思っています。

しかし、ひとつ困った問題があります。

普段スーツを着用して仕事をしている方は問題はないのですが、弊社では製造現場等、
スーツ以外での仕事の方も多いのでバッチをつける場所がありません。

私としては、勤務時間中は社章バッチをつけてもらいたいのですが、服によってつけられ
ない事も多いようです。

かといって、鼻やヘソにピアスのようにつけるといったこともふさわしくありません。

社章バッチがつけられる作業用のユニホームの採用も検討しています。

そうなると夏は?女性は?いろいろと悩ましい問題が出てきます。

社章バッチでこれほど悩むとは思っていませんでしたが、社員の一体感が高まるならば
費用がかかっても十分に価値はあると思っています。   

品格ある会社へ

2013年を迎え、デパートの人ごみや株価上昇のニュースをみていると、今年は去年より
も景気が上向くような気がします。

私たちの会社も2018年度までにブランド企業になるという大目標に向けて、今年に何を
しなければならないかを考えてまいりました。

そもそも 「お客様から選ばれるブランド企業」 とはどういうものなのかという問いに対して
真摯に考えていかなければなりません。

それは一言で言うと 「品質とサービスで選ばれる企業」 ということです。

具体的には 「はきやすい」 「軽い」 「デザインがいい」 「色がいい」 「素材がいい」 等の
お言葉をお客様から言ってもらえるようにすることです。

又、サービス面においては 「ていねいだ」 「親切だ」 「迅速だ」 「きめ細かい」 「元気が
いい」等のお言葉をお客様から言ってもらえるようにすることです。

大事なのは、お客様からの評価に敏感になり、第一義的に考えるクセをつけることです。

そうすることによって 「やっているつもり」 で終わることなく、どのようにお客様は評価され
ているのかを重要視し、改善する点がみえてくるはずです。

出会いは一期一会です。

私たちの靴と出会い、私たちの社員と出会い、私たちの会社と出会うすべての人たちが
出会ってよかったと思われる会社にしたいと思っています。

そのキーワードは 「品格」 であると考えています。

社員一人一人が品格ある言葉使いや行動を心掛けることにより、品格ある会社が生まれ
ると強く信じています。

「御社の社員は品格があるね」 と言ってもらえることが今年の私の目標です。

靴選びのアドバイス会

先日、阪急百貨店のイベントで靴選びのアドバイス会を行ないました。

大阪うめだの阪急百貨店の6Fには年齢を重ねて、おしゃれに磨きをかけていく女性のた
めの売場 「プレミアムクローゼット」 があり、その中央にイベントやセミナー等が開かれる
「パティオ」 というスペースがあります。

その「パティオ」で行なったのですが、始まるまではお客様が来ていただけるのか不安で
ありましたが、午後2時と午後4時の2回とも満席になり、好評のうちに終えることができ
ました。

内容は「足について」「靴について」「靴をえらぶポイント」とできるだけわかりやすく、実践
的な内容にしたつもりですが、うまく伝わったかどうか少し不安です。

終わってからアレコレとこうすればよかったなという思いが出てきます。

「少し内容が固すぎたかな・・・」

「お客様との絡みを増やせばもっと盛り上がったかも・・・」

「相方を立てて、時々つっこんでもらうというのはどうだろう?」

「コント風にしたらいいかも・・・」

改善案が笑いをとるための方向にいっている自分に気づきました。

やはり、ここは靴と足に悩みのある女性にわかりやすく伝えることが主題であることを再
確認し、軌道修正をしていかなければなりません。

今年の会社の目標の一つに「新しいモノとコトへのチャレンジ」というのがあります。

今年の最後に新しいコトに又ひとつチャレンジできたことに感謝し、来年もがんばっていき
たいと思います。

今年最後のブログとなりました。

皆さん、良いお年をお迎え下さい。

くつやの日 制定

今日は何の日と聞かれて、いろいろと思いをめぐらすことがあると思います。

私的には誕生日であったり、結婚記念日であったり、いろいろとあるのではないでしょ
うか?

会社としては創立記念日というものが誕生日のようなもので、会社の原点に立ち返り、
次へのステップをどう歩んでいくかを考えるいい機会になるかと思います。

弊社も11月22日が創立記念日で、今年で24回目となります。

ブランド企業になるために品質やサービスの面でもっと磨きをかけて、品格のある会社
になりたいと考えております。 

又、はきやすい靴を世の中に広めていき、人々の人生を楽しくするために何かお手伝い
できることはないだろうかと常に考えておりました。

そこで当社は、9月28日をくつやの日と制定したいという旨を日本記念日協会に申請し、
審査の結果、正式に認定していただきました。

毎年9月28日は 「人生を楽しくする靴はどんな靴だろう?」 と、今一度考えてもらい、靴
屋さんに行ってもらいたいと思っています。

そして近い将来には、靴にたずさわる全ての人々と協力しあって靴の重要性や選び方、
お手入れの仕方等の情報をわかりやすくお伝えできるイベントとして定着できればいい
なと思っています。

阪急うめだ本店 2期棟オープン

10月25日(木)に阪急うめだ本店2期棟がオープン致しました。

関西以外の人はあまりピンとこないかも知れませんが、関西の人、特に大阪在住の人に
とっては待ちに待ったオープンなのです。

大阪うめだ地区にある阪急百貨店は、1929年に誕生した歴史のある百貨店です。

関西の人からは「うめはん」と呼ばれる阪急うめだ本店は、2005年の改装工事着工から
7年の歳月を経て、ついにオープンということで「待ちに待った」という表現がピッタリとくる
ような気がします。

中に入って一番驚くのが、9階にある「祝祭広場」です。

それは9階から12階まで吹き抜けになった高さ約16mの開放的な空間です。

百貨店の中にこれだけの広い空間を作るということは従来の「モノを売る」という発想から
「人が集う」ということに大きくシフトチェンジした印象を覚えました。

ワクワクする空間を演出しているので、行くのが楽しいと思わせる百貨店だと思います。

私たちの靴も6階のシューズサロンで展開しておりますので、お近くにお越しの際には是
非お立ち寄り下さい。

10月31日には西日本では最大級のエキナカ施設「エキマルシェ大阪」がJR大阪駅にオ
ープンします。

又、来年の春にはJR大阪駅北側に「グランフロント大阪」がオープンする予定です。

人も街も熱い大阪へ是非あそびに来て下さい。