京都ホテルオークラ店オープン

2017年3月7日に京都ホテルオークラ店をオープン致しました。

京都ホテルオークラは京都市役所のとなりにあり、地下鉄東西線「京都市役所前駅」下車スグのところです。

弊社の店舗は地下1階のショッピングアベニュー  コンフォート内にあります。

京都ホテルの歴史は古く1888年、京都ホテルの前身である「常盤ホテル」が川端二条に建てられたのが始まりです。

京都ホテルは京都の老舗ホテルとして海外や国内のVIPをお迎えしてまいりました。

2001年にはホテルオークラと業務提携し、名称を「京都ホテルオークラ」に改めました。

そのような歴史のあるホテルに出店できたことは大変光栄に思っています。

商品構成もサロンドグレープレミアム、サロンドグレーの婦人靴、ゴールドファイルの紳士靴、バッグ、ベルト、革小物を取り揃えております。それにTUNICさんのナイトウエアや下着も一部取り扱っています。

直営店でしか買えない商品もいろいろとありますので、お近くに来られた際は是非お立ち寄り下さい。

衝撃のメードインイタリーの真実

先日、テレビの情報番組で衝撃的なイタリアの現実について放送していました。

世界にメードインイタリーとして輸出されている靴は、一部の高級ブランド以外は中国人が作っているというものです。

実際に2000年以降、イタリアの靴業界においてイタリア企業は約150社が閉鎖したのに対し、中国企業が約300社進出しているのです。

イタリアに進出した中国企業が中国人に安い賃金で作らせ、メードインイタリーとして高い値段で売っているという構図です。

でもそれらはイタリアで作られたものなので、メードインイタリーに何ら違法性はありません。

アパレルはもっとすごく、中国企業が6500社進出し、イタリアの工場で中国人が作った服を大規模な卸センターで売っています。

2000円ぐらいの手頃な価格なので、全世界からバイヤーが買いに来ます。

メードインイタリーなので世界各国で人気があるのです。

中国企業の進出でイタリアのファッション産業は大打撃を受けています。

イタリアが永年かけて育んできたセンスと技術が切り売りされているようで、心が締めつけられる思いです。

一強百弱

国内最大手のカレーチェーン店「CoCo壱番屋」

国内外で1300店舗以上の店を展開し、カレー業界では一強百弱といわれ圧倒的首位です。

その創業者の宗次徳二氏の講演会に行ってきました。

生い立ちからすごいのです。生後まもなく孤児院に預けられ、3歳で養父母に引き取られます。養父がギャンブルにのめり込み、各地を転々とする極貧生活。

小学生のころは空腹に耐えきれず、道端に生えていた雑草まで食べていたという。そんな極貧生活が「誰にも頼らずに一人で生きてゆかねば」という強い自立精神を生んだそうです。

結婚後まもなくして喫茶店「バッカス」をオープン。接客重視の方針で店は大繁盛。そのメニューの中で大人気だったカレーライスに焦点をあて、1978年カレー専門店「CoCo壱番屋」 1号店を愛知県でオープンさせます。

客が自分の好みでライスの量と辛さを選べるシステムと社員向けの独立支援制度があたり、全国各地で新規出店を加速させていきます。

おそらくライバル企業も同じようなことを展開したと思いますが、なぜ「CoCo壱番屋」だけが生き残って、その他は追随できなかったのでしょう?

それは講演の中では明確にはわからなかったのですが、自らも「日本一の変人経営者」と言ってはばからない信念の経営手法に理由があるように思います。

ライバルを一切気にせず、現場主義を貫く、そしてなによりも経営者自らが身を粉にして働くこと。

ちなみに宗次氏は朝4時55分に出社して、お客様から届いた1000通以上のアンケートを3時間半かけて読み、その後に掃除や会議、店舗巡回していたそうです。

お客様のクレームや店舗に改善のヒントがあり、ひとつひとつ実行していく。

地道な努力の継続にしか成功の道はないと改めて思いました。

爆買いも今は昔

今年の春節(中国の旧正月)シーズンも終わり、多くの中国人観光客が訪れましたが、爆買いはもうみられません。

中国人観光客が目に見えて増え始めたのは2014年後半です。

2015年、日本の小売業は対応策を練り、着実に実行していきました。

それは、WiFiの設置や中国人店員の増員、商品の中国語表記等です。

日本のお家芸は相手のことを考えて、おもてなしをすること。

2016年には大型の市中免税店が三越銀座店内や東急プラザ銀座内にオープンしました。

千客万来と思いきやもう爆買いは下火になっていました。

あまりにも早いブームの終焉です。

理由はいろいろと言われています。「中国政府の政策転換」「モノからコトへ」等々。

しかし、ブームが急にきて急に去るというのはどういうことなのでしょう。

ある中国人が当たり前のように説明していました。

「中国人の生き方はジェットコースターのように激しい。人口が日本の14倍もある中国は常に競争、勝つにはスピードが大事。売れている物や評判になっている物は人より早く手に入れたくなるが、一旦手に入れると急速に興味が下がり、次の物を探し出す」

日本人が察知して周到な用意をした頃には時すでに遅しなのです。

このような中国人の生き方のスピード感、なかなか日本人には理解できませんが、急にブームが来て急にブームが去る理由は少し理解できたような気がします。

意外にスゴイかも・・・

世界の靴産業の興味深いレポートがあります。

発行はポルトガル靴・皮革製品工業会で、内容は生産・消費・輸出・輸入の世界データとその分析、それに79ヶ国の国別データです。

昨年に発表されたものなので、データはすべて2015年のものです。

まず生産ですが、2015年の世界靴生産は230億足、前年より13億足の減少。そのうち中国が60%で圧倒的シェアを占めています。

次に消費ですが、ベスト3は中国、米国、インドで人口の多い国が上位です。

輸出についても中国がダントツで世界靴輸出の70%のシェアを占めています。2位はベトナム、それ以下もアジア諸国が多く、アジア全体で84%のシェアです。

不可解なのが輸出第3位のベルギーです。ベルギーの靴生産はほとんどないので、アジアから輸入してヨーロッパへ輸出する中継点としての役割から輸出量が増えているようです。

興味深いのは素材別シェアの推移です。

2005年から2015年の10年間で革靴のシェアが減少し、布製の靴が増加しています。

世界靴生産のうち革靴は17%ぐらいで、主流の材料ではないのです。

先進国の靴生産に限ってみると意外なことがみえてきます。

米国2900万足、フランス2300万足、ドイツ3300万足、英国600万足に対し、日本5700万足と意外に多いのです。

そのうち1900万足が革製で輸出はほとんどなし、ほぼ国内消費です。

世界の潮流に逆らいながらも踏んばっている日本の靴産業の姿を感じ、今年もがんばろう決意した次第です。

具体的な目標の大切さ

数年後の目標や夢を叶えている自分の姿を具体的に描くことは、大変重要であるとつくづく思います。

若いアスリート達が 「4年後の東京オリンピックに出場して金メダルを獲る」 という目標はとても具体的で、そのためには1年目、2年目、3年目に何をしなければならないかが明確に浮かび上がってきます。

しかしながら日本経済が停滞している中、1~2年後の見通しも不透明な状況では将来の大きなビジョンを掲げることが難しくなってきているのが現状です。

だからこそ、具体的な目標が大切なのです。

散歩の途中で、偶然に富士山の頂上にたどり着ける人はいません。

富士山に登るという目標を掲げた人だけが、頂上に着けるのです。

そのような目標がなければ日々の努力の結晶である歩みが気が付くと方向がずれていたり、高い成果が得られなかったりすることがあります。

「そんな夢みたいなことを」 と笑われそうなことでも、実現している未来を思い描くことができれば、なんとか叶えたいという気持ちが強くなり、従来の枠や前例を超えた知恵やアイデアが生まれやすくなります。

そこから小さな行動に細分化して、丁寧に着実に積み上げていけば、環境変化や周りの反対にあっても、ぶれることなく前に進んでいけるでしょう。

今日的消費行動 3

今年に入り日本国内の消費に勢いがありません。

販売員さんの声を拾ってみると、いろいろな現象がみえてきます。

・ 一人での2~3足買いが減っている。

・ 衝動買いが減っている。

・ セール時の盛り上がりが以前より少ない。

又、データでみると、以下のことも顕著にみえてきました。

・ 同じ店で売れたり売れなかったり毎月変動する。

・ 地域でも売れたり売れなかったり毎月変動する。

・ 同じ商品も売れたり売れなかったり毎月変動する。

これらは「ミニマリスト」に代表されるような、モノをあまり買わない節約志向と「パラドックス」(逆説)に代表されるようなファッションの揺り戻し現象ではないかと思います。

さて、そのような今日的消費行動についてどのように対策するかということですが、答えは極めてシンプルで明快です。

「品質を重視し、お客さまのライフスタイルにあった靴を作る」

私たちの追求してきた道であると再認識しました。

今日的消費行動 2

前回のブログでミニマリストについて書きましたが、今日的消費行動は一様ではありません。

それを理解するには「パラドックス」(逆説)の考え方にヒントがあるように思います。

ファッションにおいて、ひとつのテイストが注目されると、その次には必ずそれと反対のテイストが台頭してきます。

ロングスカートが流行ると、その後には必ずミニスカートが流行るというように。

消費者の「飽きと反動」の行動パターンがファッションの世界では繰り返されています。

靴の世界では、現在、ブーツやサンダルといった季節アイテムが低迷し、スポーツテイストのスニーカーが流行っています。

しかし「パラドックス」(逆説)の考え方でいくと、いずれ逆の流れになる可能性が高いのです。

今は個性の時代です。流行に全ての人が流されるのではありません。

スニーカーが流行っていてもパンプスやサンダルを買いたい人はたくさんいます。

避けなければいけないのは、一つの流行に業界全体が流されてしまい、商品が同質化してしまうことです。

そうなれば、流行以外の靴を買いたい消費者は買うことができません。

数字に表れない潜在的売り逃しになってしまいます。

そのような消費者を満足させるためにも、流行に対して逆説的な商品を勇気をもって開発していくことが重要であると思います。

今日的消費行動 1

昨年ベストセラーになった「フランス人は10着しか服を持たない」に象徴されるように少ない物で暮らすことに憧れている人たちがいます。

又、「断捨離」「お片付け」等、大量消費社会を否定するような現象が数年前からブームになっています。

究極は、できるだけ物を持たないシンプルライフを目指す「ミニマリスト」と呼ばれる人たちです。

「ミニマリスト」の部屋には、テレビや本棚がありません。ネット環境さえ整っていれば情報に困ることはなく、音楽、映画、書籍も好きなときに好きなだけ楽しめることができます。

殺風景に見える部屋は掃除がすぐに終わり、快適だそうです。

しかし、それを快適と感じない人もいます。

ミニマリストを目指したある女性は、服を数着に減らしたところ、友人から「女子力が低い」と言われたそうです。モノのない部屋は友人が遊びに来ても十分にもてなすことができません。

考えた末に出した結論は「持たなくてもなんとかなる。でも、あった方がいい」でした。結局、服は買い直したそうです。

シンプルに暮らすもよし、モノにあふれて暮らすもよし、要は自分がどんな暮らしを送りたいかということだと思います。

スゴイな 博多マルイ

4月21日に九州初出店の博多マルイがオープンしました。

博多マルイのオープンに際し、約2年間にわたり10000人を超えるお客様と、のべ400回以上の企画会議をされたそうです。

マルイは徹底的にお客様の「欲しい」を探し、東京や大阪のマルイではない「博多マルイ」を地元の人たちと一緒に作り上げました。

キーワードは「サイズバリエーション」と「カスタマイズ」です。

「サイズバリエーション」では、様々な体型に合う洋服や食品のひと口サイズ、ハーフサイズの種類が他店とくらべて圧倒的に多いのです。

「カスタマイズ」では、服のリフォームでサイズをピッタリにしたり、ボタンや刺繍でオリジナルのカスタマイズも可能です。

フロアガイドでは「サイズバリエーション」と「カスタマイズ」にこだわった店をアイコンで表示してあるのですが、ほとんどの店がどちらかもしくは両方に該当するという徹底ぶりです。

もうひとつ特筆すべきは婦人服の少なさです。

多いのは、スイーツ等の食品、靴も含めた雑貨、カフェ等です。

人々のライフスタイルの変化が博多マルイのフロア構成にあらわれています。

博多マルイの成否が今後のデパートのフロア構成に影響を与えるのではないかと思っています。