医者の長時間労働

働き方改革で残業時間を減らそうという取り組みが全国的に広まっていますが、医療の現場では医者の長時間労働は日常的にあります。

人の命を預かるという職場なので医者に負担がどうしてもかかってしまうのは仕方がない面もありますが、あまりに過酷な労働時間を強いられると医者の方が倒れてしまいます。

長時間労働の疲れから注意力不足による医療ミスも報告されています。

国が定めた年間の残業時間の上限も普通の会社は720時間なのに、医者は1860時間と2倍以上。

日本の医療は医者の長時間労働で支えられていると言っても過言ではありません。

このような医者の長時間労働を減らそうと開発されたのが医療用アプリ「ジョイン」

これはセキュリティーを強化したラインのようなもので当直医が判断に迷った時に休んでいる医者に画像と文章でアドバイスを請うもの。

CT画像や症状を送り、治療方針が間違っていないか確認します。

医者はそれぞれの専門があるので、そのアプリを使うと専門医に適切なアドバイスが聞けるのです。そうすると医者が病院に呼び出されることが減るのだそうです。

ITの技術が人間の長時間労働から解放するすばらしい例です。