身体感覚

ある理系の方は、食事をとる時に栄養バランスだけを考えてタンパク質、炭水化物、ビタミン食物繊維、カロリーをチェックしてメニューを選んでいるそうです。

今日何が食べたいという欲求はゼロだそうです。

焼肉、トンカツ、ラーメン、ギョーザ等のメニューには興味がなく、食物に含まれている栄養に関心があり、適正かどうかに選択のポイントがあるのです。

何に興味があり何に関心があるかは人それぞれの自由ではありますが、今日自分は何が食べたいかがわからないというのは少し変な気がします。

自分の内側に対する気づきである身体感覚が疎かになっているのではないかと思います。

身体感覚が希薄になると健康を維持するために身体が発しているサインを見落してしまいます。

長時間のパソコンやスマホ操作のあとで眼や肩こりに気づくことがありますが、操作中は気づきません。

その間、身体にむける心のベクトルを失っているのです。

今、自分の身体が何を求めているかに気づくには、ほんの少しの間、外からの情報を断ち内なる自分に意識を向けることから始められるのではないかと思います。