「ラ・ラ・ランド」はゴールデン・グローブ賞の7部門、アカデミー賞の6部門を受賞した大ヒットミュージカル映画です。
ストーリーは売れないジャズピアニストとまだ芽の出ない女優の出会いから始まります。
ピアニストのセブは注文どうりに演奏しないので仕事が長続きしません。
女優の卵エマはオーディションに落ちてばかり。
しかし、二人の心の中は夢でいっぱいなのです。
セブはエマのために夢をあきらめようとしますが、エマはそんなセブを許せないのです。
観ている誰もが若い頃に経験したことがありそうな既視感。
美しいロサンゼルスの風景に対比して描写される厳しい現実。
夢を追うのか、現実的に妥協するのか、観客の胸に突き刺さります。
人生を振り返った時に、あの時あの決断をしていればどんな人生になっていたのだろうと思うことは誰にでもあると思います。
若い人よりも、長い人生を歩まれた人の方が心に染み入る映画かもしれません。