日本ワインとは日本国内で栽培されたぶどうを100%使用して、日本国内で醸造されたワインで、最近世界で高く評価されています。
海外原料を多く含んだ国産ワインとは一線を画しています。
日本ワインの特長は、日本の伝統的な料理と同じく「繊細さ」 です。
元々、日本はぶどう栽培に適している地域です。
北半球でいうと北緯30度から50度、ヨーロッパでいうとフランス、イタリア、ドイツ、北米ではカリフォルニア、そしてアジアでは日本になります。
しかし、日本は降雨量が多く湿度が高いので、生食用には向いていますが、ワイン用としては糖度が低く水っぽいと言われてきました。
ではなぜ日本ワインは劇的に変わったのでしょう?
それは、ぶどうが変わったからです。
数年前までは生食用のぶどうに適さないものを加工してワインを作っていました。つまり残り物を加工して作っていました。
そこで世界中を回ってワインを勉強してきた人たちが、ワイン用のぶどう栽培を日本で始めだしたのです。
様々な困難に立ち向かい地域に適した栽培方法、品種を研究し、やっと開花したわけです。
そしてもうひとつは、IT技術の進化です。ぶどう畑に設置した装置で気温、湿度、降水量を管理し、勘にたよっていた適正収穫時期を決めることができました。
又、カビ系の病害をいち早く察知し、病害がほとんどなくなりました。
日本人は農耕民族で研究熱心です。
ワイン用のぶどう作りには最も適していると思います。