ビールの歴史 その1

夏はビールの季節です。

頭上からじりじりと照りつける陽射しが気になってくると、今年もビールの季節が来たなあと感じる人も多いのではないでしょうか?

ビールの歴史は意外に古く、初めてビールを飲んだ人類は古代シュメール人だと言われています。

人類の文明の発祥地とされるチグリス・ユーフラテス河の流域でビールが飲まれ始めたのは、なんと紀元前4000年ごろ、今から6000年も前の事です。

人類初の酒とされる古代ビールは、当時の人々に好まれ、需要に供給が追い付かなかったようです。

そうなると量をごまかす悪徳ビール商人もあらわれます。

紀元前18世紀のハムラビ法典にはビールの量をごまかした者は罰として水に投げ込み、溺死させるという条項があったそうです。

「目には目を」 「歯には歯を」 というフレーズで有名なハムラビ法典とはいえ、ビールの量をごまかした者を溺死の刑に処するのはあまりにも酷だと思われますが、それほど重要な飲み物であったのでしょう。