ホタテの意外な獲り方

北海道産ホタテの漁獲高が減少し、価格が高騰しています。

北海道産のホタテは品質や味が優れているので、中国をはじめとした海外からの人気が高いです。

又、ホタテは生ばかりではなく、貝柱などを加工した珍味製品も根強い人気らしいのです。

世界中から引っ張りダコのホタテですが、急に獲れなくなってしまたので、需給バランスが崩れ、価格が上昇しています。

急に獲れなくなった理由をきくと「ほう、そうですか」と、うなってしまいます。

オホーツク沿岸や根室海峡地区で行なわれているホタテ漁は、地まき式と呼ばれるもので、生まれて1年ほど育てた稚貝を海に放流して、海底で2~4年成長させて漁獲する方法です。

それが2014年末のオホーツク地区をおそった爆弾低気圧による大シケでホタテの稚貝が流されてしまったそうです。

この地区のホタテ漁は農業の畑と同じで、もとの状態に戻るまで4~5年を要するのではないかと心配されています。

流されたホタテはどこかの海底ですくすくと育っていると思いますが、それがどこなのか知る術はありません。

もしかしたら、そのホタテを食べに来た海洋生物が異常発生するのではないかとひそかに考えています。