今日的消費行動 1

昨年ベストセラーになった「フランス人は10着しか服を持たない」に象徴されるように少ない物で暮らすことに憧れている人たちがいます。

又、「断捨離」「お片付け」等、大量消費社会を否定するような現象が数年前からブームになっています。

究極は、できるだけ物を持たないシンプルライフを目指す「ミニマリスト」と呼ばれる人たちです。

「ミニマリスト」の部屋には、テレビや本棚がありません。ネット環境さえ整っていれば情報に困ることはなく、音楽、映画、書籍も好きなときに好きなだけ楽しめることができます。

殺風景に見える部屋は掃除がすぐに終わり、快適だそうです。

しかし、それを快適と感じない人もいます。

ミニマリストを目指したある女性は、服を数着に減らしたところ、友人から「女子力が低い」と言われたそうです。モノのない部屋は友人が遊びに来ても十分にもてなすことができません。

考えた末に出した結論は「持たなくてもなんとかなる。でも、あった方がいい」でした。結局、服は買い直したそうです。

シンプルに暮らすもよし、モノにあふれて暮らすもよし、要は自分がどんな暮らしを送りたいかということだと思います。