オヤジギャグの効用

オヤジギャグは世間一般的につまらない代名詞のようになっており、周りの空気を寒くしてしまう代表として扱われています。

オヤジギャグという言葉が言われ始めたのは1990年代前半ですが、それ以前は単なるダジャレと言われており、必ずしもつまらない、さむいといったイメージではなかったと思います。

逆に、昔は会話の合間にダジャレをポンポンと入れてくる人は頭の回転が速く、こんなひねり技もあるのかと感心したものでした。

特に大阪の人は、吉本新喜劇をみて育っている人が多いので、ギャグにはギャグで返す習慣がついています。

国際政治の舞台でも、こんな事がありました。

飲み物の希望を聞かれた時です。

「紅茶をお願いします」  イギリスのサッチャー首相

「ミーツー」              アメリカのレーガン大統領

「ミースリー」              ドイツのコール首相

張りつめていた空気に笑いがおき、一気に緊張が解けたそうです。

ビジネスや面接など緊張感、緊迫感の強い局面では、息抜きのような緩いダジャレが場を和ませることがあります。

つまらないオヤジギャグでも場面によっては役に立つ場合があるのです。

オヤジギャグを冷めた目線で受けとめている皆さん、オヤジギャグにも効用はあるのです。