接客ナンバーワン?

先日、とあるドラッグストアでの話です。
ひとりの女性店員が 「いらっしゃいませ~」 と店内に響きわたる元気のいい声を出してい
ました。
みると胸に接客ナンバーワンのバッチが・・・
社内の接客コンテストでナンバーワンになったようです。
たまたま、その人がレジにいる時に会計をたのみました。
「○○(商品名)1点198円、○○ 1点258円・・・ 合計で952円です」
流れるような手さばきと正確なレジ打ち。
お金を用意する間に今後のキャンペーンの告知等を一方的にしゃべる。
5千円札を出すと 「5千円お預かり致します」 と元気な声。
すると 「一緒に確認お願いします」 とイッチ、ニッ、サンッ、シッ、 はい4千円と目の前でお
札を数えさせられました。
「よんじゅうーはちえんのお返しです!」 とグループ分けされた小銭を返されました。
確かに仕事は正確で早いかもしれませんが、気になるのが彼女と一度も目が合わなかっ
たことです。
作業を早く正確にしようとするあまり、目の前のお客さんがみえてないのです。
一生懸命な目なのに・・・接客ナンバーワンなのに・・・なぜか彼女との空間が心地よいと
は思えず、この人から又買いたいとは思えなかったのです。
枝葉末節に気をとらわれすぎて本質を見失っている感じで、マニュアル接客の盲点をみ
た気がしました。