ディープ・パープル

先日、伝説のハードロックバンド  ディープ・パープルのコンサートに行ってきました。
結成は1968年、その後幾度ものメンバーチェンジや途中解散、再結成を経て現在も活動
を続けているモンスターバンドです。
私も高校生の時にはじめてディープ・パープルを聴き、強い衝撃を受けました。
その影響から当時、友人たちとバンドを組んでディープ・パープルの曲を一所懸命にコピー
しておりました。
そのような記憶を思い出しながら会場に行くと、意外にも若いファンも多いことに驚きました。
初めて生で聴くディープ・パープルはとても感慨深いものでした。
全盛期のリッチー・ブラックモア (ギター) やジョン・ロード (キーボード) がいないので、昔
の雰囲気とは少し違っておりましたが、イアン・ギラン (ボーカル) の絶叫やイアン・ペイス
 (ドラムス) の迫力あるビート、ロジャー・グローヴァー (ベース) の円熟味のある演奏は身
体の内側から熱くなっていくような感じがして、昔を想い起こさせてくれました。
しかし、年の経過は残酷なものです。
ディープ・パープルのメンバーもおそらく70歳前後だと思います。
イアン・ギランの絶叫は聞いていると昔と変わらないのですが、見ていると必死でがんば
って叫んでいるように見えてしまい、「あんまり無理しないで」という気持ちになりました。
でも、やはりプロフェッショナルです。
日頃から鍛えているであろう肉体は、ものすごくマッチョで最後まで観客を楽しませてくれ
ました。
ロックは本当にいいなと改めて想う夜でした。