謙虚であり続けること

あるプロゴルファーの話を記事で読みました。
その内容を要約すると下記の通りです。
その人はアマチュア時代、力を発揮できず予選落ちが続いていました。
ある予選会の終了後、予選落ちした彼は、大会関係者一人ひとりに深々とお辞儀をして、
お礼のあいさつをしてまわったそうです。
その光景を遠目でみていた関係者が声をかけました。
「明日まで試合会場で待ってみませんか。万が一欠場者が出たら、優先的に繰り上げ出
場できるようにします。可能性は低いですが・・・。」
その話を聞き、彼は会場で待つことにしました。
すると翌朝、連絡が入り奇跡的に繰り上げ出場できるようになりました。
その試合が彼の人生を大きく変えました。
大会最終日の終盤にミラクルショットがあり、プロを相手にアマチュアとして初優勝しまし
た。
その彼とは石川遼選手です。
幼い頃から身についていた周囲への気配りと、謙虚な姿勢が思いがけないチャンスをた
ぐり寄せました。
彼はスター選手となった今でも常に低姿勢で、気配りのある振る舞いをしています。
スポーツだけではなく、実社会でも人や物に対しての謙虚さが運を引き寄せ、周囲への
感謝や心配りが、多くの人から協力を得ることにつながるのだと思います。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
尊敬に値する人ほど、このことわざを実践しているような気がします。