何のために働くのか?

「何のために働くのか?」  深い問いだと思います。

端的に言えば「お金を稼ぐため」ということになるのかもしれませんが、働き続ける意義とな
ると「技術を生かしたい」「お客様を幸せにしたい」といった働きがいという意味合いが強くな
るような気がします。

今年に入って入社希望者の面接を多く行っています。

30分程度の面接でその人の人格、能力等、完璧にわかることは不可能です。

10年来の友人、知人でもこんな一面があったのかと驚くことがよくあるので、人を完全に理
解することは無理なのかも知れません。

ただ入社希望者の面接となると、この人と同じ目標に向かって苦難を共にできるかという視
点でみることが多いです。

そこには「何のために働くのか?」という根本的な問いに関して「大切な人を守りたい」とい
う動機があるかどうかも重要なポイントではないかと思います。

大切な人とは、家族であったり、親、兄弟、恋人等と人それぞれです。

仕事を続けるということは、楽しいことばかりではありません。苦しい事も多々あります。

苦難にあった時、人は試されるのです。

大切な人を守りたいから、土俵際でふんばることができ、再出発できるのではないかと思い
ます。

私の尊敬する京セラの稲盛和夫さんが著書「働き方」の中で以下のように書かれています。

「私たちは自らの心を高めるために働く。
 本当に価値のある人生を送るために・・・」

少しでもその境地に近づくために、今日もしっかりと働いていこうと決意を新たにしました。