ぴんとこな

先日、TBS系で歌舞伎界を舞台にしたドラマ「ぴんとこな」が始まりました。

原作は100万部を超える人気漫画で、出演はKis-My-Ft2の玉森裕太、中山優馬、川島
海荷と人気スターが勢ぞろいです。

「ぴんとこな」とは歌舞伎用語で「男らしさと憎みきれない色気を併せ持つ二枚目の役柄」
という意味らしいのです。

私は完全に勘違いをしていました。

よく派出所に貼ってある指名手配犯のポスターに「この顔にピンときたら110番!」と書い
てあります。その文と同じ用法の関西系バージョン「ぴんとこな!」(意味、ピンとこないと
ダメでしょう!)とばかり思っていました。

このフレーズは、関西ではとてもポピュラーでダメ出しの場面で使われるのが多いのです。

用例としては
「あっ、あの人、女優のAさんと違う?サングラスかけててもオーラがすごいのですぐわか
ったわ。えっ、わからんかった?にぶいなー。ぴんとこな!」

だから私は、ドラマの内容を少しボケた(にぶい)役柄の人に対し、事あるごとに「ぴんとこ
な!」とつっこみを入れる関西系コメディと勝手に想像していました。

恥ずかしいかぎりです。

本物のドラマの内容は、すれ違いや勘違いの多い恋の三角関係。

ドラマを見ながら「あやめ、もっとぴんとこな!」とつっこんでいます。