バレンタインデーを前にしたチョコレート売場はものすごく混雑していました。
年間の販売量の約2割がこのシーズンに売れるといわれていますので盛り上がるのも当
然です。
女性から男性にチョコを贈ることからはじまって、友人に贈る「友チョコ」、自分へのごほう
びの「自己チョコ」、最近では男性から女性に贈る「逆チョコ」と業界はあの手この手で需
要を喚起しています。
実は少し前も同じような光景を目にしたことを思い出しました。
節分前の太巻き (巻き寿司) 売場です。
節分の日に太巻き (巻き寿司) をその年の恵方に向かって願い事を思い浮かべながら丸
かぶりするという習慣は大阪では古くからあったように思います。
それが今や全国的なイベントとして認知され、かなりの量が売られているのではないかと
思います。
元々、大阪での発祥は土用の丑のうなぎに対抗して、すし屋さんと海苔屋さんが節分の
丸かぶり寿司を広めたことが始まりです。
バレンタインのチョコ、節分の太巻き、土用丑のうなぎと、日本人は食のイベントが大好き
な民族だと思います。
これほどの混雑があっても大きな混乱はなく、皆が秩序を守り、楽しいイベントが行なわれ
てるということは驚くべきことだと思います。
これからもホワイトデー、花見と日本のイベントは続きます。
平和な日本であるからこそできることです。