先日、東京のホテルで開かれた得意先の忘年会に参加した時のことでした。
忘年会の余興としてマジックショーがあると聞いていたので楽しみにしていました。
食事もお酒も順調に進み宴たけなわとなった頃、マジックショーがはじまりました。
司会者 「皆さん、お待ちかねのマジックショーの時間です。それではゼンマイススムくん
どうぞ~」
その後、マジシャンであるゼンマイススムくんは、ステージで見事なマジックを繰り広げ、
各テーブルを回り、テーブルマジックで驚きの声と拍手を浴びていました。
大変盛り上がり、会は盛況のうちに終わりました。
よかったです・・・いいんです・・・いいんですけど、何か心に引っかかるものがありました。
「なぜ、誰も名前につっこまないの?」
ゼンマイススムという名前はお笑い芸人的で 「つかみはオッケー」 な感じかして、とても
おもしろいネーミングだと思うのです。
しかし、その名前については司会者も本人も観客も、ふれてはいけないかのようにつっこ
まないのです。
スマートなマジックを売りにするならば、もっとスマートな名前にすべきだし、お笑いの要素
を入れるなら背中にゼンマイのネジをつけるとか、動きをゼンマイチックにしたらいいのにと
思うのです。
なぜなら、私はマジックをみている時も、いつゼンマイススム的な笑いを入れるのか気にな
ってマジックに集中できなかったのです。
しかし、そういうことを期待しているのは関西から来た私だけのようで、名前については話
題にものぼらなかったのです。
帰ってネットで調べてみると、ゼンマイススムさんは社会に貢献していくことを目的としたソ
シオマジシャンとして有名な方のようです。
笑いを期待してしまった自分がはずかしいです。