先日、今年読んだ本の中で一番感銘を受けた本に出会いました。
「人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなく
はない」という長いタイトルの本です。
幻冬舎社長 見城徹さんとサイバーエージェント社長 藤田晋さんの共著で、昨年に出版
された「憂鬱でなければ、仕事じゃない」の第二弾です。
「憂鬱でなければ、仕事じゃない」は18万部のベストセラーとなったのですが、第二弾の
タイトルが前作のタイトルを何ら踏襲せず、覚えやすくもなく、とても長いタイトルを付けて
います。過去の成功体験と一線を画す覚悟が出ていてとても新鮮だと思います。
そもそも幻冬舎の社長の本がライバルの講談社から出版されて、ベストセラーになること
自体が型破りな感じがします。
この本は二人の社長のモノの見方、考え方がよく表現されており、人生をどう生きるかと
いう示唆にとんでいます。
特にこの長いタイトルは人の内面をよくとらえ、どのような心構えで仕事に取り組んでいく
べきかを教えてくれています。
「人は自分が評価されていないと思うと、すぐに肩を落とす。しかしそれは過剰反応だ。
努力をみている人は必ずいる。その事実は、努力が実った時にしかわからない。(原文
のまま)」
他人に評価されないとくじけてしまい、その努力をやめてしまいがちになります。
しかしそこで努力をやめてしまうと、すべて終わってしまいます。
努力を重ねることで誰かが気づいてくれます。
くじけずにがんばりぬき、努力を続けることが大事であり、それを支える心の支柱が上記
の考え方ではないかと思っています。
あまりに感激してしまったので、人生で初めての感想文を見城社長あてに書いてしまい
ました。
するとすぐさま、お礼の手紙をいただきました。
さすが素晴らしい人は気づかいが違うとあらためて思いました。