マラソンブーム

新年の華やいだ雰囲気も一段落し、今年来た年賀状を整理する時期です。

年賀状という習慣は、日本独特のものではないかと思います。

若い人はメールであいさつをするケースが多くなっているので、年々年賀状の量は
減っているといえども36億枚以上出されているようです。

年賀状は長い間会っていない友人たちの近況がわかるので、個人的には好きな習
慣です。

しかしながら「なぜか続いている年賀状だけの知人」「出そうか出さないかといつも
迷う人」「そして出さないと決めた人から来る年賀状」「出しとけばよかったなぁと思
う後悔」・・・そのような事を毎年くり返している習慣でもあります。

今年の年賀状ではひとつ特徴的なことがありました。

私の周りの友人、知人に「マラソンブーム」が起きているのです。

「フルマラソン完走しました」「次はタイムアップを目標に」と体力の衰えを感じつつも
前向きにチャレンジするコメントばかりでした。

もちろん、それぞれの友人、知人同士は面識もありません。

ということは、日本中でみると、私の予想以上に本当にたくさんの人がマラソンをして
いるということなのではと推測しています。

そして興味深いことに、ほとんど人がマラソンを始めたことを後悔せずに次への目標
を明るく語ります。

実際はとてもつらいと思うのですが、走っている瞬間やゴールした時の達成感はそれ
をも凌駕するぐらいの満足感があるのだと思います。

ブームが去った頃、「マラソンはじめました」と言っている自分がいそうでこわいです。