日本以外のアジア

先日、一流ブランドメーカーの決算が発表されました。

一流ブランドとは、ルイ・ヴィトン、エルメス、シャネルや、グッチなどですが、実
際は複数のブランドを束ねたり、違う事業を展開したりしているので個別ブラン
ドの売上の推移とかは詳しく載っていませんが、地域別の売上の推移は興味
深かったです。

全てのブランドが日本以外のアジアで売上を伸ばしているのです。
それも、ものすごい勢いで・・・

リーマンショック以降、未だ回復しきれていないアメリカやヨーロッパは減少して
いました。

アジアで日本は一人負けの状態で減少率も大きかったです。

日本人のブランド好きは世界でも有名で、ブランド側も日本に力を入れてきまし
た。

しかしこれからは、日本以外のアジアに力を入れることは間違いなさそうです。

中国を中心とした日本以外のアジア諸国は、経済成長により富裕層が増大し、
ブランド品の購買意欲が高まってきたのでしょう。

そして益々、富裕層の増えつづける日本以外のアジアにブランド側は最優先に
商品をまわすでしょう。ビジネスとしては当然の行為です。

次に日本から、じわじわと店舗を撤退させていくでしょう。

日本の街からブランドショップがなくなった時、どのような街になっているのでしょ
う。

経済力は落ちたけれども心豊かに暮らしていける街になったと評価されるように
なりたいと思います。