先日、バスに乗っていると前の座席の若者の会話が聞こえてきました。
「うわっ!イタ車や!」と窓際の男子。
「ほんまや!」と返す通路側の男子。
その目線の先には私が想像していた車とは大違いの車がありました。
恥ずかしながら私が想像したのは「イタリアの車」で「イタメシ」(イタリア料理)
「イタカジ」(イタリアンカジュアル) の延長線上での発想でありました。
実際に目に飛び込んできたのは、美少女系のアニメキャラクターを全面に装
飾した車でした。
帰って調べてみると「イタ車」ではなく「痛車」で装飾のモチーフが「痛々しい」
のが痛車の基準であるらしいです。
2000年のはじめからオタク文化が世間一般に広く知れわたるようになり、キャ
ラクターを全面に装飾した「痛々しい」車が現れはじめたそうです。一部の人た
ちの間でブームとなっているようです。
モータースポーツの世界では様々なキャラクターを配した「レーシング痛車」が
活躍しているそうです。
ちなみに同様の改造をしたバイクは「痛単車(いたんしゃ)」と呼ばれ、自転車
は「痛チャリ(いたチャリ)」と呼ばれるそうですが、残念ながらまだ見たことが
ありません。