衣料品の秋冬商戦がたけなわです。
カジュアル衣料の分野で独り勝ちを続けるユニクロは、9月の売上高が前年
同月比31.6%増で驚異的な伸びをしています。
そのユニクロから顧客を奪還すべく小売り各社がしのぎをけずっています。
その象徴的なアイテムはジーンズでしょう。ユニクロが990円ジーンズを
出すと、ダイエーが880円ジーンズを、西友が850円ジーンズを出しま
した。
消費者としては品質が良くて低価格であればあるほど、歓迎すべきことでは
あるのですが、低価格の争いがどこまでいくのだろうかと思うことがあります。
製造コストには大きく分けて材料費、人件費、経費があり、そこにいくらかの
利益をのせて売っていきます。
低価格競争が激化すると、その商品にたずさわる人たちに過剰な負担が強
いられるのではないかと心配してしまいます。
「安すぎて 作った人が かわいそう」
最近、ある新聞に載っていた川柳ですが、同じような想いです。
私自身の考え方は、価格ではなく価値で勝負していきたいと思っています。
私たちの靴の価値を分かっていただけるお客様に喜びをお届けしたいと思っ
ています。
そして私たちの靴の生産、流通、小売りにたずさわっている人たちが笑顔で
仕事ができるように、これからも頑張っていきたいです。