しゅくだいやる気ペン

脱ゆとり教育が進められる中、宿題など自宅での学習時間も増加傾向にあります。

しかしながら自宅学習は取りかかるまで時間がかかったり、集中力や意欲が続かないといった悩みを親子ともに抱えています。

そこで文具メーカーのコクヨが書くことに楽しさを加えることで、子供が自発的に宿題に取り組めるような工夫ができないかと開発したのが「しゅくだいやる気ペン(仮称)」

「やる気ペン」を鉛筆に装着して書くと、内蔵センサーが筆記量を認識します。その筆記量が「勉強パワー」としてスマホに送られ、スマートフォンアプリ内の「やる木」が成長するという仕組みです。

筆記量に応じてたまる「勉強パワー」を使って仮想の植物を育てるゲーム仕立てになっており、将来的にはたまった「勉強パワー」に応じて文具などのごほうびに交換できるサービスも検討中だそうです。

なんだかドラえもんに出てきそうな道具です。

しずかちゃんやできすぎくんはすごく「勉強パワー」がたまり、のび太はあまりたまらずにドラえもんに泣きついているシーンが想像されます。

はたして、世のお母さんの「宿題やったの?」という悩みが解消されるのか、大いに注目したいです。

主な対象は小学2年生~4年生までで、2019年春の発売予定だそうです。

基礎研究とPL脳

先日、京都大学の本庶教授がノーベル賞を受賞しました。

がんの免疫療法を確立したことを評価されましたが、地道な基礎研究があったからこそ発見に結びついたと思います。

最近のノーベル賞受賞者は同じコメントをしています。「日本は基礎研究への予算が足りない。このままでは10年後20年後には日本からノーベル賞は出なくなってしまう。」

研究には基礎研究と応用研究の2つに大別されます。

基礎研究は特別な応用や用途を考慮せずにまだ解明されていない物事のしくみを追求し理論化することで、応用研究は基礎研究などで解明された知識を応用し、特定の目的のために製品に結びつけるための研究です。

どちらともとても大事なのですが、近年日本では基礎研究への予算が減少しています。

これは日本全体がPL脳に陥っている証拠ではないかと危惧します。

PL脳は会計上の損益計算書(PL)からきている言葉で目先の利益を最大化することに重きを置く考え方です。

「こうした方が稼げる」「コスパがいい」そういった言葉が賞賛される世の中に本庶教授の言葉が心に響きます。

需給バランス

英高級ブランドのバーバリーが売れ残った服や香水など約41億円相当を廃棄すると発表し、世論の激しい批判にあい廃棄処分を中止したニュースは記憶に新しいです。

しかしこれは高級ブランドに限った問題ではありません。

日本のアパレル業界が長年悩み続ける在庫過剰問題です。

バブル期に15兆円あった日本のアパレル市場は2016年に10兆円まで縮小しました。その一方で供給量は40億点とバブル期から倍増しています。

売れる量は年々減っているのに作る量は年々増えていき、需要と供給のバランスがどんどんと広がっているのです。

原因は売り逃しを恐れての過剰発注や企画から生産までのリードタイムの長さ等さまざまです。

服は綿花、羊毛等の農畜産物や石油化学素材で作られます。又、製糸から縫製まで多くの人手が要る労働集約的産業です。

日本だけでも年間約100万トンが廃棄され、その多くは焼却されていきます。

作るプロセスに関わった人々は断腸の思いでしょう。

資源と労働の価値を無駄にしないためにも需給バランスの適正化が望まれます。

AI投信学習中

AIの特長は膨大なデータを読み込んで瞬時に最適解を探すことです。

そういった面で株式投資にAIは優れた結果を出すのではないかと期待されたAI投信ですが、苦戦を強いられています。

株はある意味、買い手が多いか売り手が多いかを予測することですが、そこに合理性があると限りません。

9月3日 グミを主力商品とするカンロ株が特段上る材料のない中、上昇し始めました。

翌4日にはストップ高になりました。

これは9月3日がグミの日でテレビ番組で特集があり、SNSで話題が広まったためだと分析されています。

又、過去にはディスカウントストアのジェーソン株がホラー映画「13日の金曜日」に登場するジェイソンと同じだったということで13日の金曜日に暴騰したことがあります。

業績には直接関係がない材料でもネットで拡散すれば株価を動かす時代になってきたということです。

一見、非合理に映る新たな株価形成のメカニズムをAIが学習すれば、成績が格段に向上するのではないかと思います。

映像の世紀コンサート

映像の世紀は戦後50周年、NHK放送開始70周年、そして映像発明100周年を記念して制作されたNHKのドキュメンタリー番組です。

初回放送から20年以上経ってもNHKスペシャルの中でも人気の高い番組です。

その映像の世紀を巨大スクリーンに写し、ピアノとオーケストラによる生演奏によるコンサートが開催され行ってきました。

場所は大阪のフェスティバルホール。

音響のすばらしいホールで聴く生オーケストラと映像の世紀はとても迫力があり、視覚と聴力の相乗効果で感動は倍増でした。

映像が発明されての100年は戦争の歴史でした。

第一次世界大戦、ヒトラーの登場、第二次世界大戦、東西冷戦、ベトナム戦争と映像は人間の罪と愚かさを如実に淡々と伝えます。

数多くの戦争で貴重な命が奪われ、人々の暮らしが破壊されても人間は争いを止めようとしません。

しかしながらエンディングで流れた人々の笑顔が未来への希望を感じさせてくれます。

次の100年は争いのない平和な時代を作り上げ、人間のすばらしさを証明したいものです。

辛坊次郎講演会

大阪の高視聴率番組 「そこまで言って委員会」 等で司会を務める辛坊次郎氏。大阪が誇る名アナウンサーです。

先日、その講演会に行ってきました。

アナウンサーなので話し方がうまいのは当然ですが、驚くべきはその記憶力です。細かいデータの数字まで資料を見ずにスラスラとしゃべります。時には笑いをまじえながら。

テーマは「長生き」というリスク。

平均寿命とは0歳からみた寿命で、一番死亡率の高い幼少期を乗り越えた人にはあてはまりません。

知るべきは平均余命です。現年齢からあと何年生きる可能性が高いか。厚生労働省は年齢別の平均余命を発表しています。

例えば55歳男性の平均余命は28年、83歳まで生きるということです。しかしこれは平成28年度のデータで平均余命は年々上昇傾向なのです。

特効薬オプシーボの登場で、末期がんも完治する時代です。

又、IPS細胞の応用が進むと臓器は再生され、内臓はほぼ入れ替え可能になります。

たった一つ再生できないのが脳で、脳の寿命は120年だそうです。

人生100年時代でびっくりしていたのも束の間。人生120年時代がもうそこまで来ているのです。

平穏な日常の大切さ

9月4日に関西を直撃した台風21号。

いまだかつて経験したことのない暴風は街のインフラを破壊し、看板や屋根を吹き飛ばしました。

信号機は曲がり、街路樹は折れ、シャッターでさえ壊されてしまうぐらいの風の強さでした。

又、沿岸部を襲った高潮は関西空港の機能を奪いました。

そのニュースの衝撃が冷める間もなく、9月6日には北海道で震度7の地震が起こり、北海道全土で停電となる事態が発生しました。

こんな立て続けに大規模な自然災害が起こるとは誰が予想したでしょう?

今年の夏は猛暑、豪雨、台風、地震と気の休まる時がないくらい災害が頻発しました。

新聞やテレビなどのマスコミも次々と起こるニュースに振り回され、普段なら伝えられるニュースも埋没してしまっているのではないかと危惧します。

そう思うと、くだらないニュースを延々と伝えている日々がいかに平和で平穏な日常であったかと思います。

今は早く、くだらないニュースを延々と伝える日々に戻ってほしいと願っています。

不要不急な外出

今年の夏は記録的な暑さで酷暑と言われています。

気象庁も猛烈な暑さで不要不急の外出はお控え下さいと連日のように注意喚起していました。

熱中症の恐れがあるので、その趣旨には大賛成なのですが、そもそも不要不急の外出とはどんな用事なのかなと素朴に疑問を感じます。

何か用事があるので外出するのですが、それが不要不急なのかそうでないのかは人によって意見が分かれるところでしょう。

不要不急は字のごとく「重要ではない」「急ぎではない」という意味ですが、考えれば考えるほど不要不急の外出例が気になります。

「近所の猫の様子を見に行く」

「ふらっと散歩しに公園に行く」くらいしか思い浮かびません。

仕事や学校は「不要不急」ではないので休みにはなりませんが、不要不急な仕事も世の中には存在します。

もしある人が「私の仕事は不要不急でないので休みます」と言ったらどうなるでしょう?

自分の携わっている仕事がどれだけの価値があるのかを改めて客観的に見直してみたいと思います。

星空の映画祭

酷暑の大阪を離れ、長野県に行ってきました。

そこで偶然みつけたのが星空の映画祭。

星が美しい原村で夏の間だけ開催される野外映画会で、なんと今年で33回目という恒例行事だそうです。

八ヶ岳自然文化園の野外ステージで毎晩8時に開始されます。

のんびり野外で映画を観るのはどんなものだろうと軽い気持ちで行ってみたら、当日券を求める長蛇の列。

なんとかぎりぎり入場できたと思ったら野外ステージは1000人を超える人で埋まっておりました。

でもそこは日本人のマナーの良さでしょうか。1000人以上いるのに騒がしさはなく、お互いに気を使いながら快適に観賞できるように気を配っています。

かすかに聞こえる虫の声、風に運ばれてくる森の香り、見上げると満天の星空、自然と見事に調和した野外映画会。感動です。

この環境を考えた人はすごいです。

そして何よりも33年も続けているボランティアの方々がすごいです。

日本の素晴らしい一面を感じた夏の思い出でした。

自分の「べき」

新幹線や飛行機のリクライニングシート、後の人に声をかけるべきか、かけないべきかちょっとした論争になっています。

ある調査では、ほぼ半々。意見が割れています。

「一声かけるのがマナー」「リクライニングできる構造になっている以上、一声かける必要はない」と意見は様々です。

鉄道会社や航空会社の見解は「後の人への御配慮を」というあいまいな言い方です。

これは自分の「べき」の問題です。

「べき」は自分の理想、願望、譲れない価値観などを象徴する言葉です。

「~であるべき」 「~するべき」 と思うことがその通りにならない、守ってもらえない時に怒りが生まれ、相手に対し攻撃的になるのです。

ただ「べき」は人それぞれに違います。

自分の「べき」は相手の「べき」とは違うことを認識することが大事です。

「5分前までに集合するべき」 「返信はすぐするべき」等、自分と相手の「べき」のちょっとした差異でトラブルになることがあります。

自分はどのような「べき」を持ち、大事にしているのかを知り、相手の「べき」を推し量り行動すれば無用なトラブルに巻き込まれないのではないかと思います。